生まれ方

そのオッサンの最期は幸せでした。

病気もせず、
大切な家族と世話になった仲間達に見守られて

みんなにありがとうを伝えて
肉体から離れていきました。


その後は、生きてる人たちを護る仕事に就きます。

その役目も、
生きてる頃に出会った全員が魂だけになった頃には
上司みたいな神様みたいな人に
You、もうあがっていいよ〜
みたいに言われて、前世の記憶を消される


ふわふわ〜っと飛んで“無”の世界にいくんです


その世界には、時間も重力もない、
課題もなければ、人間同士の争いもない。



最高かよ



真っ白で、たまに淡い桃色の部分があるような世界をふわふわとんでとんで、


ずーーーーっと、ずーーーーーーーーっと
ふわふわふわふわ〜


何十年、何百年?

ある時、そいつは思った





くそつまんねえな!!!


と。
そして思った



はやく、!はやく生まれたい!!!!!




そんなこと思いついても、
なかなか順番はまわってきません。

前の世界はどんなんだったっけ?
どんな感じだったかな?とかいつも考えて、
胸を高鳴らせて



やっとこさ、、、!!!!!


ぽんっっっ!



生まれました✌️





そう、やっとこさ生まれてきたのは私です

話がババババーーっと思い出されたのは、色々極限状態だった高校時代。修行してた頃


その感情を思い出してから、
光、音、モノに触ることのできる感じ
そして、人。


なんだこの綺麗すぎる世界は!!!!


ぜんぶぜんぶ愛おしい感じ。
ぜんぶぜんぶ護りたいってなる感じ。

ぐんみ覚醒

そんなこんなで、鍋の蓋に滴る水滴ですら愛おしいと思う今日この頃です


おしまい



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