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【全国ダブル】積みリレーエースダイマ【7月最終187位】

はじめに

 記事を開いていただきありがとうございます。ぐんぐるです。2年振りくらいにnote書きます。今回はカードではなくゲームの方です。

 剣盾はランクマッチを全くやってなかったのですが、東北オフメンバーのはんそでさん、たぬきさん、かなたさんが3人揃って4月の予選を抜け全国出場するとの知らせを受け、「すげー!かっこいい!ってか面白そう!!」ってな感じでモチベが上がって復帰しました。活躍している人を見ると元気をもらえますね。

 5月~7月の3か月間のルールは全国ダブル(冠の雪原までに出現したポケモンが使用可能)。構築が固まってがっつり対戦できたのは最後の7月だけでしたが、最終187位となった構築の紹介をしたいと思います。

自分の構築を作る前に~まずはお勉強~

 如何せんダイマックスシステムになってから一度もランクマッチをやらなかったので…。5月のネット全国大会後に出たたくさんの構築記事を読んだりビエラさんの対戦動画を見たりしながら(面白かった)、手始めにバナコーでランクマッチに潜ってみた。

いわゆるテンプレ。ダイマックスするポケモンは主にフシギバナorランドロスですね。

 お勉強する中で感じたダイマックスルールの戦い方の基本は、
①ダイマックスがめちゃ強い。初手ダイマが基本なのかと思ってたけど、相手のダイマが終わってこちらにダイマが残っていると、残数2対4からの逆転も全然可能なので後発ダイマも強い。
上手な人は相手のダイマックスを枯らしている。交代でダイマックス技を受けたり、威嚇やバークアウトで弱体化させたり。ダイマ中のHPが2倍はあくまで3ターン限定なので、ダイマをいなしてから殴れるならその方が効率良いんだよね。
自分と相手のダイマするポケモン同士の相性がめちゃ大事

という3点。自分で構築を組むなら、相手の動きを見てからダイマを切る構築にしたいなあと思った。そもそも、メガ進化やZ技と違って誰でもダイマックスできるというシステムだから、ダイマの選択肢を多くして後出しじゃんけんした方が強そうじゃね?という単純な発想。

そう考えた時に、バナコーは自分の手に合わないと感じた。フシギバナの専用キョダイマックス技は強力だが、逆にダイマを切らないとパワーが低く(眠り粉があるとはいえ)、選出した時点でダイマを切ることがほぼ決まっている。ランドロスにしても、地震と空を飛ぶがダイマ前提の技なので、これも選出する時点でダイマを切ることがほぼ決まっている。相手から見てもダイマするポケモンがわかりやすいみたい。

構築コンセプト

 というわけで、自分で構築をするにあたり決めた構築の軸は以下になります。
ダイマを切っても切らなくても戦えるポケモンで尚且つ相性補完に優れたポケモンを3匹くらい構築に入れることでダイマの選択肢を増やす。
ダイマを枯らされないようにするため積み技を搭載する。積んでからダイマすれば相手は無視できないのでそのままエースにするも良し。積んで相手にプレッシャーをかけ先にダイマを切らせ、その動きを見てから別のポケモンにダイマを切るのも良し。
例1:ブリザポスで剣舞からダイマし、相手のメタグロス以外のポケモンを薙ぎ払ってから残ったメタグロスに水ロトムを当てて一騎打ちさせる
例2:ブリザポスで剣舞し、相手のメタグロスがダイスチルで対応してきたらダイマを温存し、後発の水ロトムで悪巧みを積んでダイマする
③通したいエースポケモンをこの指とまれ等でサポートする。

ここから生まれた6匹が今回紹介する構築です。

ブリザポス、水ロトム、ガブリアスを相性補完に優れた3匹の積みエースとして選択。トゲキッス、モロバレル、クレセリアの3匹はサポート要員。

最初期はモロバレルの枠がガオガエンだったのですが、7世代より威嚇と猫だましが使いづらかったので変更したら予想以上にハマったのでこの6匹は変えずに、技構成や努力値、持ち物を変えて調整していきました。

個別紹介

①ブリザポス @ラムの実 白のいななき
勇敢 H252 A252 D4 ※S実数値は36、厳選してません()
つららばり 10万馬力 ヘビーボンバー 剣の舞
・半減以下は氷だけなのに数値で耐える種族値の鬼。令和の怪物。ダイマックスで耐久を上げればトリックルームしないでも戦える。ダイマや弱点保険を警戒して殴ってこない人も多く、初手から強気に剣舞も十分に選択肢。特に相手の構築にガオガエンがいる時は交代で出てくることが多く、交代読みの剣舞は強い。
・鋼タイプのダイスチルや水、炎タイプで対策されることが多いので、水ロトムやガブリアスで対抗していく。

②水ロトム @貝殻の鈴 浮遊
控え目 H116 C196 S196 ※S実数値131(準速カメックス抜き)
10万ボルト ハイドロポンプ 悪巧み 守る
・ブリザポスの苦手な鋼タイプや水タイプに出していく。鋼タイプはメタグロスやテッカグヤ、水タイプはカプ・レヒレやカメックスなど中速以下が多いためロトムの素早さでも有利を取りやすい。
・ロトムといえばオボンの実だが、Hに振る努力値を減らした結果、オボンでの回復量が少なくなり、そもそもオボンが発動する前のHPから倒されることもあり、辿り着いたのが貝殻の鈴。細かくHP回復し高いHP帯を保つのに役立ってくれることもあったが、まあ諸説あり。笑
・エース3匹の中で1番種族値が低く、周りの場作りを待つ必要があるため守るを採用。天敵であるゴリランダーも基本的にダイマしてこないので、ダイウォールではなく守るをしたい場面は多い。

③ガブリアス @命の球 さめはだ
陽気 A252 D4 S252
地震 いわなだれ 剣の舞 スケイルショット
・リザードンやエンテイなどの炎タイプにも上をとれるのが魅力。元々素早さが高いのもあってランドロスと違いダイマしない時も扱いやすい。
レジエレキという最強すぎるポケモンがいるので、地面タイプはそれだけで優秀。初手で対面すると剣舞チャンス。
・S操作枠がクレセリアのみなので、スケイルショットはたまに便利。無理やりドラパルトやレイスポスの上を取りにいったり、サンダーやガラルファイヤーのダイジェットに合わせて使うともう一度上から殴ることができる。もちろん、ダイドラグーンの元技にもなる。

④トゲキッス @ソクノの実 天の恵み
控え目 H244 B76 C28 D4 S196 ※S実数値120 ※C調整:エアスラでウーラオスを天候ダメージ圏内
エアスラッシュ 火炎放射 この指とまれ 守る
・エースサポート要員。積み技を使う時にこの指とまれするも良し、積みエースが暴れる際にこの指とまれするも良し。そもそもダイマックス技が全て単体技なのでこの指とまれが強い。
・基本的にダイマしないので天の恵み。エアスラ怯みもある意味サポート技(犯罪)。
たまにダイマックスする。カミツルギやゴリランダー、フシギバナを相手にする時。ゴリランダーを倒すと水ロトムが通りやすくなる。
・カミツルギが重すぎるので火炎放射を搭載。

モロバレル @気合のタスキ 再生力
臆病 H252 B4 S252
ヘドロ爆弾 キノコの胞子 怒りの粉 守る
・突然素早く動いて上から胞子を撒いてくるキノコ。ブリザポスに対抗しようと出てきた低速系ポケモンにめっちゃ刺さる。
・相手のダイマックスポケモンを眠らせたらそれだけで相当有利なのでそもそも催眠が強い。当然、怒りの粉もこの指とまれ同様に強い。
・エルフーンの挑発+追い風が面倒なのとゴリランダーを削りたいのでヘドロ爆弾を搭載している。

クレセリア @カシブの実 浮遊
控え目 H228 B28 C252
サイコキネシス こごえる風 手助け トリックルーム
・唯一のS操作要員。サイドチェンジを搭載していないので、積み技のサポートはできない。
相手の構築全体の耐久が薄く、積み技よりもS操作が優先される場合に選出する。積み技なしでエースが火力を出すために手助けも採用。
構築全体としてドラパルトやレイスポスの上からダイホロウがきついため半減実で無理矢理耐えてトリックルームする。そのためメンタルハーブを持たせる余裕がなく、挑発で腐らないようにするためCに振っている。サイキネの削りは結構馬鹿にならない。

選出

 実はこの構築にはもう一つコンセプトがあって、それはBO3用に組んだということ。2018の全国大会では決勝トーナメントに進出したものの、BO3が下手過ぎて1没したので、BO3を意識して組むとしたらこんな感じかな?と組んでみました。

 なので、基本選出は決めずに選出幅をかなり広くできるよう意識してみました。一応、基本的にはエース2枚+サポート2枚、初手はエース+サポートを並べるようにしています。

初手の出し方をいくつか紹介したいと思います。

①ブリザポス+モロバレル
・いきなり予想外の鈍足2体。と思わせて、ブリザはダイマの選択肢があり、バレルはタスキで行動保障があるので案外いけます。胞子が効かない草タイプに対してブリザが強いという並びでもあります有利対面だったらいきなり剣舞も良し。相手の動きがわからんかったらとりあえず剣舞+胞子でどちらかを通った方を軸に試合を組み立てるのも良し。

②ガブリアス+トゲキッス
・剣舞+この指とまれor地震+ダイジェットなど選択肢は広い。相手視点ではどちらにもダイマの可能性があり、またトゲキッスの手助けやサイドチェンジで電気技を透かすようにも見える。かもしれない。

③ガブリアス+モロバレル
レジエレキにめちゃ強い並び。初手から対面したら剣舞チャンス。適当に剣舞+胞子or怒りの粉も、もちろん強い。

④ガブリアス+クレセリア
・地震+こごえる風で後発ランドロスを許さない動きは昔から強い。また、相手の構築にガブリアスより早いポケモンがレジエレキしかおらず、上から手助けダイアースなどで一撃を狙っていける時は剣舞せずにガンガン攻める。手助けダイアースはダイマックスメタグロスを一撃するほどの火力がある。

⑤ブリザポス+クレセリア
・初手からダイマックス+トリックルームが強いのはもちろんだが、この構築の場合、氷弱点が3匹もいるので、霰パに出すことが多い。霰パに当たるとほぼ確実に初手で霰選出されるんだよな…。

⑥クレセリア+トゲキッス(orモロバレル)
どうしても確実にトリックルームを決めたい時は例外的にサポート2枚を並べます。2体が場に残って中々ブリザポスを死に出しできない時も、クレセがC振りなのでサイキネで削っていけます。

⑦トゲキッス+モロバレル
・この指とまれ+胞子や、ダイジェット+胞子でとにかく胞子を撒きます。極悪非道。

 水ロトムは耐久と素早さが中途半端なので基本的に後発が多いです。クレセリアは逆に後発で出すことは少ないですね。他の4匹はどこからでも出していきます。

使用感~良かった点、反省点~

①構築過程はスムーズだった
・対して紆余曲折することもなくこの6匹に辿り着いたのは、構築の軸がきちんと定まっていたからだと思う。構築コンセプト、大事。できれば竜の舞やダイジェット持ちで高速化できるエースがいれば良かったかなとは思う。ガブリアスにスケイルショット入れるくらいにはS操作に困っていた。

②構築コンセプトは実現できたか
エースの相性補完が上手く刺さるメタグロスやテッカグヤなどに対して、後発水ロトムが悪巧みを綺麗に決める試合は結構あった。7月にメタグロスが減っている気はしたので、環境次第という点はあった。
・オーロンゲ+エンテイやガエンランドの威嚇サイクルなど、序盤は相手のダイマをいなすという構築に対して初手から積んだエースが暴れることもあった。ダイマをいなす作戦を逆手にとれた。
・一旦積んでしまえば、この指とまれや怒りの粉と合わせて安定択を取るだけで勝てる試合も多く、試合のかなり早い段階で残りのターンを安定択だけで決定づけることもできた。この構築の最大の強みだと思う。相手に気づかせないうちに勝負はもう終わっているのだ。
・逆に、初手からガンガン殴ってくる構築(猫だまし+ダイホロウなど)には積み技を使う隙が中々なく、選出や初手の択で読み負けるとあっさりやられることも多々あった。こちらの構築に遅いポケモンが多く、猫だまし持ちもいないのにS操作役も少ないので切り返し手段が少ないことが理由だと思う。

③選出の幅が広いことは長所か?短所か?
・BO3をやる上では、相手に応じて選出を変えることができること、毎試合意図的に選出を変えても一定水準以上の戦いができることがメリットだった。相手も戦術が読みづらくなるはず。
・ただ、選出の幅が広いということは逆に言えば安定し突出した強力な選出がなく、初手の対面に大きく依存するということでもある。選出の時点で択ゲーをしなければならない構築を自ら作ってしまったと感じることもあった。切り返し手段が少ないのに、毎試合選出から択ゲーをしてたら安定した勝率は出せない。どんなに練習しても高い集中力で臨んでも、択ゲーに勝ち続けることは不可能である。一旦積んでしまえば安定択で勝てることは多いんだけどね…。試合数が少なければ集中力を保てるかもしれないが、ランクマッチ向きの構築ではなかった。

④戦犯は水ロトム?
・貝殻の鈴は活躍することもあったが、汎用性が落ちたことで水ロトム自身の活躍の機会は減った。というか選出できる回数が減った。HPが低すぎて、ダイマックスしないと弱すぎるのだ。構築段階でダイマを切っても切らなくても戦えるポケモンを選んだはずだったのに、調整していくうちにダイマしないと戦えないポケモンになっていた。本構築の一番の反省点である。ダイマックスロトムが活躍する試合が多く盲目的になってしまったかもしれない。
・ってか戦犯はこの努力値配分と持ち物にした私自身でした。ロトム、スマヌw

あとがき

 ここからは雑談をしていこうかなと思います。構築の話はしませんのでご了承を。

 まず、私事ですが、7月上旬に子供が産まれました。実は妻が5月から里帰りをしていたので、復帰しやすかったという事情もありますw お盆明けに帰ってくる予定で、今度は子供と遊ぶ時間が多くなるだろうなあ。

 だからこそ、この期間に集中して考察したことは記事に残しておきたかったです。これからも限られた時間でポケモンをやろうと思った時に、きっと今までの思考過程が役立つと思うんですよね。子育てしながらでも、時間を見つけてポケモンしていきたいとは、思う。

 まあでも、自分の思考なんかよりも、一番大事なのは仲間ですね。かなたさん、はんそでさん、たぬきさんのおかげで復帰するモチベができたし一緒に楽しくポケモンさせてもらえました。感謝感激雨霰。デリバードレイドのお礼もいつかせなアカンなあw

 最初は敬遠していたダイマックスシステムは、やってみたら凄く面白かった!!今まで好きだった全体範囲技や威嚇、猫だましのサイクル戦によるダメージレース(要するにサナガエン)が通用しなくて戸惑ったけど、「いつ」「誰に」ダイマックスを切るかによって、プレイングもプランニングも分岐点が非常に多く、毎試合必ず振り返る点があって面白かった。あまり手を出してこなかった積み技にも挑戦できたので自分の構築の幅も広がった…かもしれない。

 8月からの伝説戦かつダイマックス禁止ルールはどれくらいやるかわからないけど、またがっつりポケモンやる機会があるといいなあと思います。やっぱりポケモン楽しいんだあ。

 というわけで、今回の記事はこれでおしまいにしようかと思います。ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました~。良いポケモンライフを!!!!

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