BLEACH18話の感想
第18話『RAGES AT RINGSIDE』
早速アニメ補完からでしたね
技術開発局が機能を復活し、指示系統を立て直すというシーンが補完されていたのは良かったです
隊長格、メインキャラ以外が伝令神機を使っているシーンは地味にレアです
獄頤鳴鳴編ではスマホ型の伝令神機が登場していましたが、時代感がちぐはぐな尸魂界にはなんとなくこちらの方がしっくりきますね
隊ごとに結構ないがみ合いや苦手意識が強い護廷十三隊ですが、「とにかく隊舎に集まれ」という指示は、京楽の冷静さがうかがえて好きなシーンです
漫画ではそれがないので余計にそれを感じました
拳西、ローズVSマスク・ドマスキュリン戦
毎回サブタイが凝ってますね
拳西は卍解します
私の大好きな卍解『鐵拳断風』
刀が触れている間は無限に炸裂を叩き込み続けるという物理攻撃系の卍解です
「弱い」ともっぱらネタにされがちな卍解ですが、私はそんなことは無いと思います
拳西のマッチアップはとにかく強敵だらけなんですよね
藍染のお気に入りである最強格破面ワンダーワイスと、理不尽の極みマスク・ド・マスキュリンですからね
今回の相手であるマスキュリンは、『英雄(The Super Star)』という能力
マスキュリンが倒れても、ジェイムズの声援によって何度でも復活します
そして、ジェイムズもまた、切り刻まれてもマスキュリンの掛け声で復活してしまう非常に厄介な能力を持っています
逆に言えば、拳西は、卍解によってマスキュリンをきっちり殺せているんですよね
ただ、何度も復活し、そのたびに強くなるマスキュリンでは、あまりにも相性が悪いんです
ローズも卍解します
『金沙羅舞踏団』は、音楽による幻惑の能力
アニメで音と動きがつくと、その異質さがよく分かります
ですが、マスキュリンは自身の鼓膜をつぶすという荒業でこれから逃れます
二人の隊長格が敗北しますが、そこに零番隊修業組ルキア、恋次が助太刀に入ります
この衣装デザインめちゃくちゃ好き
修行によって圧倒的な力を身に着けた恋次はマスキュリンを圧倒
その間、アニメ補完によって、隊長二人は虎徹勇音のもとへと送られます
こういった細かなシーンがあると、解像度がぐっと上がりますね
ブチギレて完聖体になるマスキュリン
ネタっぽいのに描写の所為でちゃんと怖いのがすごい
ですが、真名呼和尚によって真の名前を教えられた恋次の真の卍解『双王蛇尾丸』によって敗北します
敗北のきっかけは、「ジェイムズをマスキュリンが焼き払ってしまった」という点
これまで英雄然とした言動だったマスキュリンが、英雄とは言えない怒り方をしていたのも要因なのかもしれませんね
『英雄』は「ジェイムズに与えられた能力」であり、「自身が理想とするスーパースターを具現化する能力」でした
つまり、「マスキュリンがジェイムズを殺した」という時点で、すでに負けていたのかもしれません
活躍とインパクトのわりに掘り下げの少なかったキャラクターですが、英雄を作り上げ、最後はその力に溺れた妄想に焼き払われるという最後は、正義の危うさを体現しているようにも感じてしまいますね
Cパートでは力を還らせるユーハバッハのシーン
今回も面白かったですね
感想と考察
このあたりの話でよくネタにされていたのが、「何故仮面の軍勢が虚化せずに負けているのか」という点
これについては明かされていないために、想像の余地があります
このことには二種類の可能性が考えられます
・性能の問題
・面子の問題
つまり、虚化をあえてしていないか、出来ないか(することでデメリットがある)のどちらかになります
※作者や展開の都合という話は面白くないので無視します
まず、面子の問題
護廷十三隊は、面子を重んじる集団でもあります
仮面の軍勢の復隊、隊長格待遇を与えることに際して、「虚化の禁止」を言い渡された可能性も無きにしも非ずです
つまり、「虚化を制限されている」ままに戦うことになったのではないかという説です
根拠は、破面編初期での「限定解除」の描写です
限定解除とは、現世での戦いでは霊力を大幅に制限されるシステムで、解除には手続きが必要です
このように、何かしらの制限を受けている可能性は否めませんよね
虚化は、事情を知らない隊員からは不評を受けるでしょうし、流魂街の住人からもウケが悪そうです
また、元隊長であるはずの一心が彼らの存在を知らなかったことからも、彼らの存在自体歴史から抹消されている可能性があります
それほど当たり前に面子のために歴史改ざんを行う組織ですから、それゆえに制限されている可能性は大いにあります
一方で性能の問題
虚化は、「ものすごく消耗する」というデメリットがすでに明かされています
強力な分、消耗が激しいわけですね
それゆえに、作中では一護以外は「虚化」と「卍解」を同時に使っている描写はありません
ここまでの一護の天鎖斬月は、初見の白哉をして「矮小」と評価されるほどに、霊力の消耗が少ない卍解です
全ての霊力を膂力に押し固める肉体強化型という点で、ある意味虚化とは非常にかみ合いが良かったのかもしれません
平子、ローズの卍解は、そもそも虚化による強化の恩恵を受けにくそうですしね
一方で、拳西は虚化したら勝てそうですよね
ただ、過去のワンダーワイス戦の時も、虚化ではなく卍解を選択していることからも、「同時使用ができない」または「継続戦闘に向かない」のだと思われます
一方で面子の問題
護廷十三隊は、面子を重んじる集団でもあります
仮面の軍勢の復隊、隊長格待遇を与えることに際して、「虚化の禁止」を言い渡された可能性も無きにしも非ずです
つまり、「虚化を制限されている」ままに戦うことになったのではないかという説です
根拠は、破面編初期での「限定解除」の描写です
限定解除とは、現世での戦いでは霊力を大幅に制限されるシステムで、解除には手続きが必要です
このように、何かしらの制限を受けている可能性は否めませんよね
虚化は、事情を知らない隊員からは不評を受けるでしょうし、流魂街の住人からもウケが悪そうです
性能面でのもう一つの可能性
それが「滅却師との相性の悪さ」です
「虚の霊圧は滅却師にとって猛毒」という描写だけが注目されますが、一方で、「滅却師は虚を滅却してしまう」という点も注目しなければなりません
また、公式Q&Aで明かされた設定では、「帰刃」も可能であるということからも、霊圧は「死神+虚」のような形になることが分かります
つまり、彼らは死神・死神と虚・虚の三パターンの霊圧を持つ可能性があるということです
そうなると、「致命傷を食らえば消滅してしまう恐れ」を考えれば、雑魚専ならともかく、幹部級を相手にするのには虚化は不可能だったのではないかという説を考えざるを得ません
もしかしたら、いずれこのあたり公式Q&Aで明かされるかもしれませんから、楽しみにしておこうと思います
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?