見出し画像

4月、2か月ぶりの再開の1層協議体で~住民主体を思う

中断させられても、♪ど~にも止まらない!

1月に再開した、高崎市内の協議体活動は、まん防の発出によって中断を余儀なくされ、2月15日に予定していた情報交換会なども中止となってしまいました。

協議体活動してではなく、住民が自主的に企画・計画して活動をするのは静止はしない、という、県と市の微妙な方針から、活動を続けた2層協議体有志もあり。密をさけるぞ、と、屋外のサロン的な活動をはじめた団体あったり。これが逆に、参加しやすさとなって、順調なようです。
1層住民メンバーも、2、3月は、住民の意見交換という形で会合を開いて令和4年度の計画などを相談していました。そこに参加してくださった生活支援体制整備事業の関係者のみなさんとは、「協議体の会議」よりも、いっそうフラットな関係で、ざっくばらんな意見交換が、むしろできたような印象もありました。

中断であらためて、フラットに、さまざまな主体が参加していることを認識

もともと協議体活動は、住民も、社協も、区長も民生さんも、医療・介護従事者も、地域ボランティア団体(NPOなど)が、それぞれの役割はあるけれど、フラットな話し合いの場であるはず。その点からは、今回のコロナ禍による中断は、それを思い出させてくれた側面があったかもしれません。

とはいえ、です。

まん防も解除されて、4月には、令和4年度初とある1層協議体が開催されました。

やはり、この形でやりたいな。再開には正直にそう思いました。

令和4年度第一回協議体

新しい風に期待
年度初といえば、異動がある時期です。一構成員である行政(高崎市長寿社会課)は、お一人長く担当していた方が異動になってしまいましたが、なんと、新卒採用の方があらたな担当に。こういう新しい風は大歓迎かもしれません。

令和4年度生活支援体制整備事業の事業方針
そんなこともあって、簡単な自己紹介のあと、前年度である令和3年度の活動の振り返り、令和4年度の事業方針などについて、意見交換がなされました。
配布された資料は公開してよいのかわかりませんが、SCの方が発行しているSC通信というミニ新聞にその概要は掲載されて、すでに公開されています。そのリンクはこちらです。

令和4年の事業方針の中から

上記のリンクをした、SC通信をみると、生活支援体制整備事業の本年度の事業目標は、多様な主体間のネットワーク強化、コーディネート機能の強化、支え合い活動の創出・継続のための支援の3本柱。そして、1層協議体としては、周知活動、連携、支え合い活動創出を目標とすると発表されています。
3つ目の支え合い活動の創出は、従来からの継続になります。
市内の地域によって温度差はありますが、自走して、次の段階にすすもう、としている地域もあります。すでにそういうフェーズにはいってきたことを示しているといえる目標ではないか、というのが、わたしの感想です。
そして、わたし自身、当初から、「法人だって住民税をはらっている住民だ。地域の支え合いは、営利目的の企業だから関係ない」は、ない。そう考えて、いつもその目線で発言したり行動してきました。ここに、「企業・学校等」と掲げられたのは、いよいよそこにアプローチする段階になったんだ、とも思いました。
そして、それを支援する体制として、コーディネート機能を全体として強化、というのは、住民の中のコーディネートを担える人材を意識。一層協議体としては、周知活動を強化するわけですが、多様なプレーヤーを実現するためには、当然の強化ポイントといえるかもしれません。

コロナの行方

コロナ禍の中の年間計画は、コロナのゆくえに左右されることは想定せざるを得ません。これは、明確なガイドラインをきめればよい、という単純なものではなく、もともとリスクの高い方々が活躍する活動であることに加えて、個人個人の立場や考え方も尊重されなければなりません。しかし、確実に前年度よりも力強い基本方針が土台にはしることになったような印象でした。

この活動は、コロナ禍こそ、一層重要という性質をおびている活動です。長期中断をうけて、ますますそれが明確になりました。これをむしろ糧にして、以上の計画がすすめられることを願ってやみません。


冒頭の画像は、みんなのフォトギャラリーで「4月」で検索して出てきたものから、イメージのあうものを使用させていただきました。提供者に感謝申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?