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マンスプレイニング to マン あるいは クソバイス

ある種の概念に名前がつくのは便利だ。マンスプレイニングとクソバイスは、ちかごろできた言葉のなかで便利だなあと思っている。

マンスプレイニングのWikipediaには、「男性が、女性を見下ろすあるいは偉そうな感じで何かを解説すること」という定義がある。そういう光景、よく見ます。でも、マンスプレイニング、男性に対してもよく行われてますよね。あまり問題視されてはいないだけで、実際行われる行為は男性相手のほうが多いのかもしれない。

「米麹」の話をしていたときに、「麹は微生物なんだよ。だから、米とかありえない」と言われて、びっくりしたことがある。みやここうじも買ったことないんだろう。「普通は米とか麦に生やしたものをつかうんだよ」と言い返したものの「だから、麹は微生物なんだって」と言って信じないのでほおっておいた。

犬山紙子さんが「クソバイス」という言葉をうんだ。こちらは、マンスプレイニングより「やる人」の対象は広いが、「アドバイス」という行為に限っている意味で概念は狭い。

「解説」だけならまだしも、「アドバイス」という行為になるとウザさがあがる。そして、言っている本人の気持ちよさも上回る。気持ちよくなるための自慰行為のネタにされるのはつらい。「取り締まり対象」として言葉がついたことはありがたい。

女性に「身を守れ」というアドバイスが的外れすぎると気づいた話という記事を読んで、マンスプライニング+クソバイスの複合型だな、と思った。

自省するに、僕もマンスプレイニング・クソバイスをいっぱいやってきた。

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中年ITエンジニアであるグニャラくんが、零細株式会社の運営や、普段考えていること、インターネット生放送で出た話などの日々の様子を書いていま…

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