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チルド野菜のお話(ぼうどんってなに?)

こんにちは。グンゼの前原です。
プラスチックフィルムを製造しているグンゼで培った経験を活用して、
noteでは 食品パッケージに関する雑学や豆知識を提供しています。

すっかり梅雨の時期になりました。
くせっ毛なのでいつもこの時期は憂鬱になります。

居酒屋も空いていないため食の楽しみを奪われ、仕事帰りにスーパーに寄って、刺身と惣菜を買って、ビールを片手に お腹と心を満たしています。
いや、自炊もしますよ。たまに。お弁当も。たまに。

さてスーパーによく行かれる方は分かると思いますが、
チルドコーナーにある野菜が「何が入ってるの?これ」と思ったことありますか?多分ないと思います。はっきりくっきり見えますよね。

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野菜は我々と同じく“呼吸”をしています。

人間が窓ガラスに「はぁ~」と息を吐くと 曇って見えますよね。
特に冬場だと外との気温差でより一層白く濁ります。
(そこに好きな人の名前を書いたり…ぽっ)

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それと全く同じ現象がチルド野菜のパッケージにも発生してますが、
白く濁った袋をみたことありますでしょうか?ないですよね。

なぜならばそれは「防曇(ぼうどん)」フィルムを使ってるからなんです。

防曇のないフィルムを使った場合、野菜の呼吸した水分がフィルム表面に
点のようにくっつき、それに光が屈折して 白っぽく見えます。
かたや防曇のあるフィルムを使えば、フィルム表面に水分が面のように広がり、光をそのまま通すため 透明性を維持できるのです。

図2

普段、何気なく生活している上では防曇という言葉は全く聞き馴染みがないことと思います。(私もこの業界に入るまでは聞いたことも無かった)

もし防曇がなかったら、「え?これホウレンソウ?小松菜?」なんてこともありえますし、新鮮な野菜かそうでないかも区別がつきません。

防曇の効果をクイズ形式で紹介!あなたはどのタイミングで正解がわかりましたか?

ではまた!

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