こんにちは。グンゼの前原です。
プラスチックフィルムを製造しているグンゼで培った経験を活用して、
noteでは 食品パッケージに関する雑学や豆知識を提供しています。

盆前はあれだけ暑かったのが、盆中は雨の影響がひどく、
盆明けしても 生暖かい気温の日が続きますね…
以前の回（ソリューション）でもお話したように、天候の影響により
我々のような食品や飲料の売上が急増したり激減したりしますので
それに応じてパッケージも変動します。

このように目で見てわかるプラスチックの用途も多いのですが、
意外や意外、こんなところにもプラスチックが使われているの？という場合もあります。皆さんご存じでしょうか？

（１）牛乳パック
（２）東京ドームの屋根
（３）壁紙

（１）牛乳パック
　　切り開いたり、図画工作をしたことがある方はご存じかもしれませんが
　　牛乳パックは紙だけでは出来ていません。
　　まぁ溶けたりしないので、当たり前と思われるかもしれませんが…

　　紙は遮光性に優れた素材ですが、水分に弱く、匂いが移ってしまったり
　　するため、内側にポリエチレンフィルムが貼ってあります。
　　（貼る＝専門用語で「ラミネート」）

　　最近、保存が効く飲み物（お酒）などは更にアルミ箔もラミネートされ　　
　　ていたりしますね。

（２）東京ドームの屋根
　　これは以前、Twitter座談会をした中興化成工業㈱さんに教えて頂きまし　　
　　たが、なんと屋根はフッ素樹脂がコーティングされているようです。
　　風船のようなバルーンのようなものだと勝手に推測していました。
　　ふっ素効果で光も通さない、雨風などの天候にも強いなどの特長があり
　　ます。専門家が解説→　※詳しくはこちら

（３）壁紙
　　紙だけを使った壁紙もありますが、汚れや消臭などを目的に
　　プラスチックフィルムがラミネートされていることがあります。
　　その分コストは上がってしまいますが、キッチン、トイレ、子供部屋
　　など 部屋ごとによって 必要な性能も異なるため、応じたフィルムの
　　選定がされています。
　　グンゼではオレフィン系の壁紙フィルムを扱っています。

如何だったでしょうか。
見た目でわかるプラ容器やボトル、パッケージなどのプラスチックもあれば、こんなところにも使われているのか…と 驚くケースも多いかもしれません。守る＋α の機能のため、プラスチックは欠かせませんね！

ではまた！