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お勧めの場所

Indo(インド),Nesia(諸島)は世界最多の島しょで形成されている島国。
本州より大きい島が3つもあるのだ(このうち2島は他国と領土分け)。
まぁまぁ長いインドネシア生活の中、仕事も含め色んな場所へ行った。
そう、パプアニューギニアとの境界近くまで。
そこで、お勧めしたい地域がある。そこは、なんと

アチェ特別州バンダアチェ

アチェ特別州バンダアチェはスマトラ島の最北部にある州の州都で、首都ジャカルタから飛行機で2.5時間。お隣マレーシアの方が近い。アチェっ子(既にオヤジ)が言うには地理的上アチェ人はインド系、アラブ系、マレー系がいるそうで、実際町の中はインド人顔やアラブ人顔が沢山いる。そして、2004年に起きたスマトラ島地震で発生した津波の影響があったところ。東日本大震災で津波被害にあった地域とも交流がある。更に、唯一イスラム法が適用されている州でもあり、よくニュースになる「鞭打ちの刑」がある州でもある。なのでインドネシア人達は怖がってアチェには行きたがらない。
実際俺も最初は「アチェってヤバイ場所」と思ってたが、普通に行動してれば問題ない。アチェ人もあーだこーだ言ってこない。

何故、そんなアチェを勧めるのか。

飲食安い、旨い
海めちゃくちゃ奇麗
ほのぼの
天災の悲惨さを知ることが出来る。

飲食 : イスラム法が適用されているので、アルコール類は無いけど、アチェはコーヒの名産地でカフェが多い。コーヒー好きなら知っているGayo。聞いた話しだと、ノーベル賞授賞式典で公式飲料になってるそう。マレーシアで一般的なコピタリック。などが一般的でカフェでは頼んでもいないのに小皿に乗ったインドネシア生菓子や、揚げ物などが出てくる。これは、食べた分だけ支払うシステム。ジャカルタのカフェじゃ一杯500円~700円くらいするコーヒーも100円台、生菓子は10円台だ。そんでもって旨い。
食事は、鳥の素揚げ、マトンカレー、そしてインドネシアで流行中のアチェ風焼きそばがある。これまた、旨くて安い。ビックリするくらい安い。

海がめちゃくちゃ奇麗 : ほんと奇麗。透き通った水、サンゴが砕けて出来た砂。そんでもって実は知る人ぞ知るサーフポイントだったりする。まだあまり知られてないので白人さんがチラホラいる程度なので乗り放題だったりするのさ。海岸の横に聳え立つ岩崖をさして、「ここで燕の巣を取って華僑に売ってるんだけど、日本に売れないかなぁ」とアチェっ子。自然満載の海なのさ。

ほのぼの : アチェの飛行場についてびっくりしたのは、他の地方飛行場よりほのぼのしている。それが、町へ行ってもほのぼのが続く。渋滞なんて無い。町の中に川が通っててその土手っぷちにある小屋でコーヒーを飲んでると何とも言えない時間が過ぎていくのさ。
夜になると町と言ってもちょっと外れると真っ暗。夜空にはあふれんばかりの星。東京で生まれ育った俺には見たこともない星の数で圧倒された。

天災の悲惨さを知ることが出来る。 : まず飛行場に付くとアチェっ子から「この飛行場は、津波でやられたけど日本が直してくれた」
町へ行く道のりの途中では、「ここは津波で亡くなった人たちの墓地。誰が誰とかわからないのが多いし、亡くなった人も多かったので一人一人の墓は無く遺体を重ねて埋葬してる」と。その反対側はどこそこの国の援助で建った家。町に入ると津波博物館、沖合から5km流されてきた電力会社の船、その地域で唯一残ったムスク。など色々教えてくれた。
凄く考えさせられるし、正直ぞーっとした。天災って怖いな。

そんなアチェ特別州都バンダアチェ。
是非一度足を運んでみては。

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