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『グランメゾン東京』料理監修・岸田周三シェフ

いよいよ今日10月20日(日)よる9時に初回の放送を迎える、
日曜劇場『グランメゾン東京』。

『グランメゾン東京』で、
木村拓哉さんが演じる尾花夏樹の料理監修をされている
北品川「カンテサンス」のシェフ・岸田周三氏のインタビューを
『グランメゾン東京』公式noteアカウント限定ノーカットでご紹介します。



ー参加してみて

フランス料理、レストランをテーマにしたドラマということで、飲食業界にドラマを通じて活気が出てくれたらと思って協力させていただくことになりました。

ー監修の経験、その想いは?

初めてです。「飲食業界に入ってみようかな、やってみようかな」という若い方たちが増えたらいいなという気持ちです。
木村拓哉さんのような素敵な方がシェフを演じることによって、飲食の世界はどういうものなのか具体的にイメージしていただけるのではないかと思います。
今回はお客様の席じゃなく、キッチンの中の裏方の方が多く映されている番組なので「飲食店ではこういうことやっているんですよ」って皆さんに知っていただければと思い、引き受けました。

ー自身の料理を背負った店を木村拓哉さんが演じることについて

本当に光栄だと思います。
食事にこだわりのある方なので、今まで料理のことを色々やって来られたと思うので、スムーズにこの役に入っていくんじゃないかなと思っています。

ーミシュランの星とは

フランス料理の料理人にとって、ミシュランの星はとても大事な意味を持っています。
東京にミシュランが来るようになってから、和食やお寿司のお店も星を取られていると思いますが、フランス料理の料理人にとって、昔から憧れてるシェフたちが獲得していたものを、我々も獲得できるチャンスがいただけるようになるというのは、すごいことが起こったなと思いました。(カンテサンスが星を獲ったのは)もう12年前になります。感情が高まったのを覚えています。

ー星を守るプレッシャー

プレッシャーはあります。星だけでなくお客様はたくさんの期待をして当店に来て下さいます。毎日毎日プレッシャーもありますけど、それは期待の表れなので、それに応えたいなという気持ちで、それをモチベーションにスタッフとともに頑張っています。

写真3

ー料理をする上で一番大切にしていること

色々大事なことはありますが、最終的には”誠実さ”だと思っています。
料理は頑張ろうと思えばいくらでも頑張れますし、逆に時間が足りなくて手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けるんです。見た目は似た様な形でも、そこに美味しさだったりクオリティを求めれば求めるほど、いくら時間があっても足りないくらい、いろんな仕事をすることになります。その時に何が大事になるかというと、プロ意識と誠実さが大事になるんじゃないかと思います。

ープロ意識や誠実さをこのドラマに感じた?

もちろん。とんでもないこだわりを感じています。
ここまで仕事が多いとは思ってなくて圧倒されています(笑)。

ー料理とは

難しいですね…
僕は料理の世界に入って25年位経ちますが、生活の一部になっているので何かに例えるのはなかなか難しいですが、僕には料理しかないので。”自分の一部”だと思っています。

ードラマ『グランメゾン東京』への期待

「フランス料理の世界ってこういうことをしてるんだ」と皆さんにお伝えできたらいいなと思っています。それを元に、フランス料理の世界にたくさんの方が来てくれたらありがたいですね。

ー木村拓哉さんと通じるもの

ずっと昔からテレビで観ていた方なので、昔から知ってる人で知り合いのような感じでいますが(笑)、フランス料理のシェフの仕事を一部(実際に)見てもらいましたが、様々な部分に細かく興味を持たれて、そしてたくさんの質問をされて…素晴らしい方だなと思いました。

ー現場のその場で臨機応変に対応する木村さんの姿は料理人にもつながる?

そうですね。フランスではスポンタネ(SPONTANÉ)と言うのですが、その場のひらめきをフランス料理はすごく大事にします。直感的に「これはこの方がいいんじゃないか」と思ったら迷わずそれにチャレンジします。フランス料理というのはチャレンジすることを良しとする文化です。
僕もそういうことはあります。営業中に料理の内容が変わってしまったりも、もちろんありますし。スタッフたちがワタワタするんですけど、それも楽しんでもらえたら、と。



そのほかにも
出演者たちのインタビューも公式サイトでは随時更新中!!


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