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bll人狼 解説&補足

◆初めに

この記事は「bll人狼」を読了後に読むことを推奨いたします。

また「bll人狼」には以下の要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください。

・人狼初心者が描いている
・流血表現
・捏造衣装
・エセ方言

キ/ャ/ラ/ヘ/イ/トの意図はございませんが、上記の内容に少しでもご不快になられましたらブラウザバックをお願いいたします。

「bll人狼」とは?

「ブルーロック」の二次創作人狼漫画です。
X(旧Twitter)にてぐりばーと。(@guribato)が描いておりました。
公式様とは無関係の非公式漫画です。


◆解説&補足

資料

漫画内では伏せていましたが、実際の役職はこんな感じになっておりました。

今回の役職では
・人狼は誰を襲撃するか話し合う時間がある
・市長は投票先の分配ができない
・恋人(ラバーズ)役職の名前を「盟友」に変更
・盟友は追加勝利にならない
・吊人(てるてる)は単独勝利
キャラクター達も何の役職がいるのか把握していない
という設定で描いております。

席順はこんな感じです。

次は第一夜についてになります。

第一夜

一番最初にポストした画像です。ここから始まりました。

この第一夜の1ページ目ですが、実は潔と蜂楽を除いて視線がこちらを向いていないキャラクターは全員人外陣営となっております。

2ページ目。

乙夜は人狼陣営なので村人に疑いの目を向けます。
昨日蜂楽と凛が並んで歩いているところを乙夜が目撃していたので、人狼陣営は蜂楽を襲撃して凛に票を集めようとしました。

3ページ目。

しかし凛は確白役職である占い師をCO。疑いの目を向けられてそれに対抗するための最大の切り札を初手で切りました。正直に言うと焦ってCOしてしまいました。

そしてこの時に騎士である冴は凛が本物の占い師であると確信し、ずっと凛を守護し始めます。

1コマ目に映り込んでいる雪宮は狐である潔が占われたらロストしてしまうので、占い師をCOした凛に若干険しい目線を向けています。

第一夜は情報が無くスキップになりました。

玲王が俯いており、凪がそれを見ています。
この時に凪は玲王が村側ではないと察し、自分がどう動けば人狼有利に盤面が進むのかを考え始めました。

朝になり、凛と出会う潔。

今作では潔が頬を染めている場面がいくつかあります。その場面に共通するのは「潔が有利になった時」です。
潔は狐なので占われたらロストします。朝を越せたということは占われなかったということで、潔的にはラッキーです。

変わり果てた姿の黒名を見つける四人。

第一夜では黒名が襲撃されました。
ここで「止血は!?」と言っていますが、この時点でもう息が無いとは気付いていなかったのでこの言葉が飛び出しています。

人狼陣営は早い内に占い師を襲撃したいのですが、まずは占い師を守護しているであろう騎士を襲撃する必要があります。
今回は黒名が白占いをされたこと、騎士がいるかもしれないと示唆したことから、人狼目線では騎士の可能性が高いとして襲撃されました。

第二夜

占い師対抗に出る二子。

二子が占い師対抗に出たことで人狼目線、凛か二子のどちらかが狂人確定になりました。
人狼はこの二人のどちらが狂人なのか見極める必要が出てきます。

そして真偽二人の占い師から白を貰った吊人の氷織。吊人は投票で吊られなければ勝利にならないので、確白になると襲撃されやすくなり、損です。だから嬉しそうな反応はしていないです。

「占い師を二人共吊る」という提案をする千切に答える玲王。

玲王はここで「占い師騙りに出ているのは人狼である」という議論誘導をしています。

凪は議論をする気がありません。何故なら情報や提案を出すだけ人狼が不利になると判断したからです。

そして投票はスキップになりました。

変わり果てた姿の千切を見つける二人。

第二夜では千切が襲撃されました。
「占い師を二人共吊るす」という提案をしたことで、「守護対象を減らそうとしている騎士」の可能性が高いと人狼から判断されたためです。

第三夜

千切が襲撃された理由の推測をする氷織。

潔頬染め2回目です。
騎士がロストした可能性があるということは、自身の脅威である占い師が襲撃されやすくなったということだからです。

しかし実は潔はできる限り犠牲を出さずに勝利を目指したいと思っています。妖狐陣営は村陣営か人狼陣営のどちらかが勝利した時に狐が生き残っていれば乗っ取り勝利になるので、犠牲が少ないうちに人狼を吊るして村の勝利を乗っ取りたいと考えています。

占い結果を出す二子と凛。

二子が人狼である乙夜に白を出したことで、人狼目線では二子が狂人であると確定しました。
画像の右端に映っている手は玲王の手です。二子が乙夜に白を出した瞬間に少しだけ反応しています。

吊られる乙夜。

しかし二子と凛の占い先が被ったことで、村人目線では乙夜を吊って霊媒結果を見れば占い師の真偽が透けるという状況にもなりました。

投票先は
凛投票→乙夜
乙夜投票→乙夜と烏以外の全員

となっております。

凛に投票を合わせることで「人外陣営が乙夜を庇っている=乙夜が人狼である」と察されることを危惧した人狼陣営は大人しく乙夜吊りに動きました。

第三夜の占い結果と第二夜の占い結果のシーン。

余談ですが、ここで凛が「奇遇だな」と返したのは偽占い師である二子への意趣返しです。

乙夜の霊媒をする凪。

乙夜の霊媒結果が黒だったので、ここからどうやって人狼有利に盤面を進めようか考える霊媒師兼人狼と盟友な凪です。

第四夜

嘘の霊媒結果を伝える凪。

凪は自分と玲王が生き残るために他の皆を騙そうとしているので、若干の罪悪感から目を逸らしています。

この時点で誰も襲撃されていないことに凪は気付いていますが、
「能ある人狼」(襲撃しないという選択肢がある人狼)がいる可能性
狐が襲撃された可能性(狐は襲撃されてもロストしない)
などから、人数が減っていないことをあまり気にしていません。

雪宮は背徳者なので潔が狐であると知っています。自分の主人である狐を守るためにも占い師は真偽どちらも早い内に吊りたいと考えて発言しています。

冴が二子吊りを提案する。

凪は「やっちった」と思っています。
騎士が占い師の守護に成功し、騎士目線の真占い師が確定したのだと察したからです。

人狼が真占い師の凛を襲撃した理由としては
・騎士候補は既に二人襲撃済み
・人狼が一人吊られてしまっている
・霊媒師によって乙夜が黒だと明かされるだろうと思っていた
などが挙げられます。

冴視点では狂人は二子であるのに霊媒師が人狼を庇っているので「霊媒師は人狼と盟友なんだろうな」と察しています。しかし自分も凛を守るために他の人を守護しなかったのであえて盟友のことを言っていません。

凪を弁護する玲王を遮るカイザー。

カイザー視点では狂人は二子だと確定しています。それなのに霊媒師が人狼を庇ったので、もう一人の人狼(玲王)が霊媒師(凪)と盟友であると気付きました。
だから身内切りを始めました。
カイザーはこの時点で一人で戦うつもりです。

吊られる二子。

投票の内訳は
凛投票→二子、凪、玲王
二子投票→上記三人と烏以外の全員

となっております。

狂人は村陣営と人狼陣営の中間なので、二子は片目だけ赤目です。

変わり果てた冴を見つける凛。

第四夜では冴が襲撃されました。
冴は最後まで凛を守護していたので、最後の場所は凛の部屋の前です。

凛は冴が自分を信じてくれていたことが嬉しくて騎士が狙われるということを失念していました。

第五夜

玲王と凛の議論。

凪と生き残ることが勝利条件なので凪を吊られないように弁護する玲王と、次に襲撃されるのは自分だとわかっているので今日で人外陣営を吊りたい凛の議論です。

凪は自分が話すと盟友の存在に気付かれる可能性があるからと影を薄くしています。議論には参加せずに机に伸びてます。

烏に役職を暴かれる盟友。

しかしそれを見逃さない烏です。
カイザーは楽しそうにしていますし、焦った凪は起き上がります。

吊られる凪。

投票内訳は
凛投票→凪、玲王
凪投票→上記二人と烏以外の全員

になっております。

盟友は人狼とは違うので、目の色も少し変えております。

3コマ目のカイザーがほんのり笑っています。

変わり果てた姿の凛を見つける二人。

雪宮の口角が少し上がっております。妖狐陣営の最大の脅威である占い師が盤面からいなくなったからです。

凛の部屋の外で話す二人。

潔頬染め3回目です。
一気に妖狐陣営が有利になりました。

「最後まで一緒」な盟友。

吊られた凪の後を追って玲王もロストしました。

第六夜

狂人である二子に白を出されたという理由でカイザーと雪宮が疑われます。

氷織にロラ提案される雪宮。

雪宮は氷織が吊られたがっていることから、氷織が吊人だと察します。
氷織が殉教者(盤面から消えれば追加勝利な陣営)だった場合、COすれば良いのと現在確白なのでそのうち襲撃されるため、焦る必要はないからです。

氷織の表情が険しいのは雪宮が人外陣営をCOしたからです。自分とのロラ対象が人外陣営だと透けたので、さらに氷織が白くなって吊られにくくなりました。「雪宮くん、最後の最後にやってくれたわ」って感じです。

狐である潔からしたらおそらく背徳者であろう雪宮が、狐を一切守らずに自ら盤面から消えたので「何言って…」ってなってました。「え、背徳者(雪宮)全然狐(俺)を守る気無いじゃん!?」

吊られる雪宮。

投票内訳は
雪宮投票→烏以外の全員
になっております。

吊人は吊ってしまうと一発でアウトであるのに、雪宮はそれを言いませんでした。自分が人外陣営であるとCOしているので、何の痛手もなく氷織の役職を暴露することもできたのに、です。

何故そんなことをしたのかというと「これくらいの困難乗り越えられなきゃ俺の主人を名乗る資格は無いよ」という潔への挑戦のためです。
実は雪宮、自分が狐(潔)の下につく背徳者であるということに納得がいってないです。

襲撃されたネスを抱えるカイザー。

おまけ⑧で言われていたところです。ネスの顔を誰にも見せないようにしているし、この後ネスを誰にも触らせずに霊安室まで連れて行きました。

人狼(カイザー)がネスを襲撃した理由は
・自分を庇った人を襲撃することで「まさか人狼がそんなことをするわけがない」という印象を与えるため

……の他にもあります。

実はカイザー、潔を最後の一人に残すつもりでした。そこで「何もできなかったなぁ世一?」と嘲笑ってやるつもりでした。
自分以外にも人狼が残っていた場合は人狼と村人が同数になれば人狼陣営の勝ちなので、残す村人にネスも入れるつもりでした。しかしもう人狼は自分しかいなかったので、ネスを残すことができなくなりました。

人狼陣営であるカイザーが勝利を諦めない限りはどう足掻いてもカイザーの白を信じてくれたネスを裏切ることになるので、カイザーは最後に裏切るよりもここで襲撃することを選択しました。

また、このままネスを残しておくと潔が吊られる可能性があると危惧したのも理由の一つです。潔に勝つことにこだわったのがカイザーの敗因です。

第七夜

吊られようとする氷織。

雪宮の思惑通り、潔は氷織の吊られようとする動きに違和感を覚えます。

ここで村役職である猫又なのだとCOするのなら音頭を取って潔とカイザーをロラすべきです。3分の1の賭けに出てその賭けに負けた場合、村は終わりになりますから。

ロラストする烏。

投票内訳は
氷織投票→氷織、カイザー
潔投票→潔
烏投票→烏(市長票で2票)

になっております。

氷織は吊られるために自身に投票しました。
実はカイザーも氷織が怪しいことには気づいていましたが、投票先がバラけてしまい、同数票にならない可能性があるので氷織に投票しています。

潔は客観的に見て今自分が一番黒いという自覚があったので自投票しています。誰か他の人が怪しんで自分に入れてくれたら同数票になるからです。

烏は市長なので2票持っています。これのせいで市長は生存がバレやすく、また、盤面からいなくなった場合もバレやすいです。それ故にずっと投票せずにいましたが、今回氷織のローラーをストップするために動きました。
烏は潔が納得いっていない顔をしていたのを見ています。だから潔が票をずらすこと、真占い師に白を出された烏には票が来ないことを信じて自投票しました。

互いが互いを信じ、氷織を吊らないように最善の行動を取っています。
この場面結構ギリギリで保ってました。

同数票後の話し合い。

烏の市長COにより、潔視点の最後の人狼が確定しました。

第七夜では烏が襲撃されました。
ただの村人ならまだしも、票数が2つあるという強い村役職なので人狼からしたら最後に残っていた脅威でした。

そしてここで盤面から村陣営が消えたので、村陣営の敗北が確定しました。

最終夜

勝利を譲る気は無い氷織。

氷織は自投票をすると言い、カイザーは自投票をしないと言います。

潔はカイザーが投票しない場合も考えてカイザーに投票するしかありません。(カイザーが投票しなかった場合に自分も投票しなかったら氷織が吊れてしまうため。また、カイザーが潔に投票していた場合に潔が自投票してしまったら潔が吊られてしまうため)

結果は同数票。

しかし潔は氷織が潔の味方も人狼の味方もしないと聞いて勝ちを確信しました。

狐は人狼に襲撃されてもロストしないからです。

占い師がいない盤面で狐が恐れるのは吊られることと、人狼に襲撃されて狐であるとバレることです。
今は三人盤面であることや、吊人が自投票をし続けることで票数の膠着が起きていること、人狼に襲撃されてもロストしないことなど、狐有利な盤面です。

残された潔と人狼のカイザー。

当初の予定通りに潔を最後に残して嘲笑おうとするカイザーです。

妖狐の乗っ取り勝利。

しかし人狼陣営の勝利を妖狐陣営が乗っ取り、今回は妖狐陣営の勝利に終わりました。

妖狐陣営は第三役職なので目の色も赤ではないです。
最後の潔頬染めです。

これにてbll人狼は完結になります。


◆最後に

bll人狼を最後まで読んでくださりありがとうございました!

最初は相互さんに楽しんでもらえたらいいなという気持ちから始めたのですが、ありがたいことに多くの方に見ていただけて大変恐縮でした……!

考察リプやマロも沢山送っていただけて、皆さんと一緒に楽しませていただきました! 考察の中にはとても鋭いなと感じるものがあったり、確かにその役職ならこの進行するかも! と思うものがあったり、私一人ではここまで楽しく描けなかったと思います。

今回bll人狼を描くにあたって「登場人物全員が誰かの最推しである」という点にとても注意しながら制作したつもりです。

推しが早い段階でロストしてしまった方に申し訳なく感じたこと、そして私も多くのキャラを描いていたいことからおまけを付けましたが、そちらも好評で安心いたしました。一部ではおまけが「メンタルケア」と呼ばれていてとても面白かったのを覚えています。
実は当方の最推しは1ページ目の1コマ目でロストしていました。

ここ2ヶ月はずっとbll人狼を描いていましたが、当方は普段一枚絵を描いております! 寧ろ漫画の方が珍しいです!
そして一次創作もbll以外の二次創作も何でも描きます!
それでもよろしければ今後とも当方の活動を見守ってくださると幸いです。

改めまして、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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