自殺者と音楽と

(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
Stand FM:POCぐりどらの研究室
https://stand.fm/channels/60ad0bfab82bc5e1f3b415e0

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今皆さんは何をされているのでしょうか。
POCのぐりどらと申します。薬局で薬剤師として働きながら動画制作、音楽活動、体操を通じて皆さんの健康寿命を延ばしていこうといった活動をしております。

今日は「自殺者と音楽と僕たちにできること」というテーマでお話ししたいと思います。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
             

YouTubeやってるよ


             
 
僕は「医療系学生集まれ!POC薬剤部」という名前でYouTube活動をしております。動画を公開しておりますので是非ご覧ください。
今週の内容は
5/17の月曜日:【要注意】夏の時期に起こり易い光線過敏症
5/20の金曜日:【試験対策】みんな間違えやすいG〇Pの覚え方
5/23の月曜日:【疾患】現役薬剤師が教える!増加傾向にあるパニック発作
となっております。

お知らせ!こんなことも僕やってます!

また、オンラインショップBASEにて勉強資料の販売やStand FMで毎週日曜日に行われておりますラジオ番組「POCぐりどらの研究室」のスポンサーになってくださる方を募集しております。詳しくは概要欄のリンクをチェックしてみてください。
・POC薬剤部の本棚
https://pocdrug.thebase.in/
・YouTube(医療系学生あつまれ!POC薬剤部)
【毎週日曜日に更新】GuridoRadioの内容
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOua3kDTQ8BoPUZQTDIXSTBnLGEnJvccg
で公開されています。様々な媒体でご覧いただけますので是非皆様の利用しやすいものでご視聴いただければと思います。
よろしくお願いします。

自殺に関する曲があるって知ってますか?

改めまして、POCのぐりどらと申します。
今日は「自殺者と音楽と僕たちにできること」というテーマでお話ししたいと思います。
先日ですが、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなりました。芸能人の方がニュースにあげられるため「芸能界の闇」と言われがちですが、我々の周りにも多いです。
僕が大好きな石崎ひゅーいというシンガーが居ます。
2012年にリリースしたファーストミニアルバム『第三惑星交響曲』に「3329人」と言う曲があります。
これはなんの数字だと思いますか?
正解はある5月の自殺者数です。
ここ数年の自殺者は年間2万人を超えています。
自殺者の増加は日本だけではなく、海外でも顕著です。
ラッパーのLogicが2017年にリリースした「1-800-273-8255」と言う曲があります。
この曲はLogicの中でも最大のヒット曲と言っても過言ではありません。
そしてこの曲も自殺予防に一役買っているのです。
 

1-800-273-8255(Logic)の歌詞とその効果

この曲は自殺志願者の視点から始まります。
 助けて欲しくて祈っているのに、ヒーローなんかいないだろ
命はみんな大切だっていうけど、誰も俺の命なんて気にかけないんだ
 そんな歌詞が続きます

2番、2バース目では相談オペレーターの視点が出てきます。
 空気が軽やかなのは生きているからこそ
長い道のりを耐えていけば暗闇の中に灯りが見えてくる
 
そして3番3バース目にはLogicからの言葉が
 キツイかもしれないすごくキツイかもしれない
それでも生きていかなきゃ ありったけの力で
 
そして最後には
苦しくても今までとは違う 行く道は寂しくても脚が動かなくなるまで、進み続けよう
生きているって感じたい もう死にたいとも思わない
とまた自殺志願者の視点で終わります。
 
この曲のタイトル「1-800-273-8255」とは自殺予防相談の電話番号であり、LOGICがこの楽曲をリリースして以来、電話で自分の鬱症状や問題を相談する人が大幅に増えたらしいです。
なかには実際にLOGICの楽曲でこの電話番号を知ったという人も多かったようです。
販売時のみではなくこの曲のMVがとても素晴らしい作品で、2017年のMTV Video Music Awards、2018年のグラミー賞の授賞式後、全米自殺防止ライフラインへの通報が増加し、若者の自殺率も低下していたというデータも出ています。
Hip-Hopは不良の文化、怖い人が多いという印象が強いかもしれません。
それはなぜなのか。
HipHopはアメリカのストリートギャング文化とも関係があるといわれ、抗争を無血に終わらせるために、銃や暴力の代わりとしてブレイクダンスやラップ、DJプレイによって決めることがあったそうです。
そのギャングの育ちや生活に「共感」した人たちが育んでいったのがHipHopなのです。

脱線しました。すみません。

 日本語ラップにもその流れは来ており
dragon ash - grateful days feat.aco,zeebra (+1)の中にある
日本で一番有名なラップフレーズと言っても過言ではない
 

東京生まれHipHop育ち 悪そうなやつは大体友達
悪そうな奴と大体同じ 裏の道歩き見てきたこの街


このフレーズが有名になったのも
「ラッパーってそんな感じだよね、わかる」と言った
HipHopシーン外からの共感
「おれもHipHopで育ってきた」といった
HipHopシーンからの共感が大きいと思います。

辛い時に助けになるものがあると生きやすいよね

 話は少しずれてしまいましたが僕自身苦しい時、つらい時があります。
7階に住んでいた大学時代
「ここから飛んだら楽になれるのかな」そう思ったこともあります。
その時の僕を救ってくれたのは音楽であり、ラジオであり、友達でした。
苦しみを分かってくれて
「僕は一人じゃない、同じ思いの人がいてくれる」
そう思うだけでも苦しみは安らぐ気がします。
友達や親など身近な人でも、電話相談室でも構いませんし
ここのコメント欄でも構いません。
どうかその一歩を踏み出す前にもう一度だけ誰かに話しかけてください。

【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】
▼いのちの電話  0570-783-556 (午前10時~午後10時)、 0120-783-556 (午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前9時)
▼こころの健康相談統一ダイヤル  0570-064-556 (対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▼よりそいホットライン  0120-279-338 (24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは 0120-279-226 (24時間対応)

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