見出し画像

【最短最速】3DCG世界観デザイン基礎完全攻略【永久保存版】

▼この記事の動画版はこちら

今回は最短最速の3DCG世界観デザイン基礎完全攻略という内容でお話ししていきます。

みなさん、「3DCG世界観コンセプトデザインって何なの?」「3DCG世界観デザインができるようになるためにはどういったことを学べばいいの?」って思っていますか?今回はそんな知識ゼロの人に、世界観デザインにおける基礎知識の全体像を理解してもらいます。

早速ですが、ざっくりいうと3DCG世界観コンセプトデザインに必要な重要基本要素は大きく2つあります。

世界観デザインの基礎
3DCGデザインの基礎

3DCG世界観デザインを行うには、この2つの基礎スキルを身につけることが必要不可欠です。

今回はその2つの世界観デザイン学習それぞれにおける重要な基礎の内容について解説します。

結論ですが、これが3DCG世界観デザイン基礎の全体像です。

●3DCG世界観デザイン基礎の全体像

世界観デザインの基礎

スケッチ&ペイント
モデリング&スカルプト
3DCGソフト&デザインツール

3DCGデザインの基礎

モデリング
テクスチャ
レイアウト
ライティング
コンポジット

まずは世界観デザインの基礎について順に解説していきます。

スケッチ&ペイント

スケッチ&ペイントは「描画スキル」を身につけるための基本
3DCGを始める多くの人が避けたがるのが、このスケッチとペイント学習
スケッチ、ペイントは世界観コンセプトデザインの基本
初めは難しいが、できるようになるとどんな世界観デザインをするのにも使えるスキルになる
2Dの画面におけるシルエットの取り方や、奥行き、明暗、構図などを身につける学習
スケッチはまずは紙に書くことがオススメ、描くことに慣れているならipadなどデジタルでもイイ
デッサンも有効的だが、描く対象はテンションが上がれば好きなものでもなんでもいい
最小はとにかく描くこと優先したほうがいい
自分のテンションが上がっている時にスケッチするのが一番ベスト
スケッチで身につけるべきスキルはシルエット、明暗、構図、奥行き、オブジェクトの線構成
ペイントで身につけるべきスキルは描画力、色、光、影、オブジェクトの面構成
あらゆる物体や景観の形状や質感、文化、成り立ちなどの知識が求められる

モデリング&スカルプト

モデリング、スカルプトは「造形スキル」を身につけるための基本
世界観デザインをする上での必須の個々のオブジェクトを制作するために必要になる
できるようになると世界観デザインにおける、どんなモチーフの造形も可能になる
最初はアナログも有効的、いきなりデジタルで制作してもOK
いろんな形状を作って、頭の中にその形状や質感を刷り込む学習
造形する対象は身近モノでもいいし、2Dのものを立体にする感覚がつけられればなんでもいい
自分のテンションが上がっている時にモデリングするのが一番ベスト
身につけるべきスキルは造形力、平面のモノを立体的に見て表現する力
あらゆる物体や景観の形状や質感、文化、成り立ちなどの知識が求められる

3DCGソフト&デザインツール

身につけたコンセプトデザインの基礎スキルをデジタルに反映するツール
これができないと3DCGを使用した世界観デザインはできない
地形周りや建物など空間に存在する全てのオブジェクトを自分で作ることが可能
制作したオブジェクトの配置などを調整してシーンを作っていく
色や光の要素なども3DCGツール上で調整可能
デジタルもアナログも必要なスキルや、やること自体は同じ
初めは思ったようにできないが、慣れるとアナログと変わらない
あくまでも自分の作りたいものを表現するための道具だということ
色々なCGソフトやデザインツールがあるが学習するのは絞るべき
作業はマウスでもいいがペンタブが使えると便利

次に、3DCGデザインの基礎について順に解説していきます。

モデリング

モデリングは3Dをやる上での大きな基本要素の一つ
平面の絵を立体にする力が必要
描画力、造形力を鍛えておくとスムーズにできる
ポリゴンの扱いに慣れる必要がある
頂点、エッジ、面を理解する
大きくポリゴンモデリングとスカルプとモデリングがある
Maya、Zbrushは業界ではよく使われている
他にもBlender、Cinema4d、Modoなどたくさんのソフトがある
モデリングは極めようとすると終わりのない分野
自分の目指したいイメージが達成できればOK

テクスチャ

テクスチャもモデリングに続き3Dの大きな基本要素
2Dペイントで質感表現ができているとスムーズに入りやすい
リアルな表現からアニメな表現までテクスチャでモデルの印象は大きく変わる
2Dペイントと3Dペイントの手法の2種類がある
よく使われるのはPhotoshop、Substance、Mari
PBRだと一つのモデルに対して複数のテクスチャを作る必要がある
最悪モデルを作り込まなくても質の高いテクスチャを使用すればコンセプトデザインはなんとかなる
3Dで取り扱うにはUVの理解も必要
テクスチャをモデルに適用するにはUVが必要
UVはとても地味だが3Dをやる上では重要な要素
これを知らないとモデルに対してテクスチャを反映することができない
慣れればなんてことはないがUVはクセが強いので仕組みを理解するのが少し難しい

レイアウト

作品のキモとなる絵作りの大きな要素の一つ
スケッチで養ったシルエット感覚や遠近感覚、オブジェクトの配置感覚が生きてくる
画面全体のバランスをとる力がみにつく
空間把握能力が結構重要
レイアウトは最終的なカメラの配置やフレームまで含めて考える
カメラやレンズの知識、遠近法やパース、画角の知識があると有利
様々なレイアウトパターンを知ることで作品の幅が広くなる
構図次第ではストーリー性を出すこともできる

ライティング

作品のキモとなる絵作りの大きな要素の一つ
スケッチで養ったシルエット感覚や遠近感覚、オブジェクトの配置感覚が生きてくる
2Dで行うグラフィックデザインを3Dでやっているようなイメージに近い
画面全体のバランスをとる力がみにつく
空間把握能力が結構重要
レイアウトは最終的なカメラの配置やフレームまで含めて考える
カメラやレンズの知識、遠近法やパース、画角の知識があると有利
構図次第では世界観デザインにストーリー性を出すこともできる
様々なレイアウトパターンを知ることで作品の幅が広くなり応用がきく
レイアウト次第で世界観デザインの表現は無限に広がる

コンポジット

作品の最終クオリティを決めるかなり重要な要素
ここの調整次第でガラッと印象が変わる
コンポジットをするにはレンダリングを行う必要がある
レンダリングで様々な画像素材を作りそれを合成したり組み合わせて制作する
コンポジットにはPhotoshop、AfterEffects、Nukeなどがよく使用される
具体的には明暗やコントラストの調整、3Dでは面倒な部分の加筆修正などを行う
スケッチ、ペイントのスキルがあるとスムーズに行いやすい
コンセプトデザインを作るだけであればPhotoshopができればOK
フィルムの現像の知識があると有利

以上が3DCG世界観コンセプトデザイン基礎の全てです。

もちろん、細かな事を言えばまだまだ必要になってくる知識はたくさんありますが

ここまでの基礎知識を知っておけば3DCG世界観デザインを行うための基礎知識としては十分でしょう。

今日お話しした内容を頭にしっかりと入れて世界観デザインを学んでいきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?