ネット転売2

ネット転売ビジネスに関して

最近会社外野で本気で起業を考え始めた。会社の何が嫌かというとそもそも組織の中に属すということが自分には合わない。偉そうに指図されるのが嫌い。他人に興味がないしコミュニケーションをとるのが面倒くさい。他人とのコミュニケーションの中でかっこいい自分像が崩れるのも嫌だ。自分は自分らしくいたい。心許せる仲間とだけつるんでいたい。

そんなことを話していたら地元の友人がネット転売を始めるらしい。彼も一匹狼タイプで他人へのハードルが高い。話を聞いているとどうやらeBay輸出というものをやるらしい。日本のものを海外に住む外国人へ売るものだ。外国人は国外からの購入だから発注から納品まである程度時間がかかることを承知しているため無在庫で受注と同時に発注し転売することが可能なモデルとのこと。確かに無在庫で始められるならリスクはないかもと思う。

彼は転売ですでに月100万円以上稼いでいる人に弟子入りしてノウハウを伝授してもらうらしい。ノウハウを教えてもらうにはコンサル生になる必要があり、コンサル生になるには35万円金がかかったとのこと。最初聞いた時はコイツ人のこと散々バカにしてきて馬鹿かよ、と思ったが教えてもらえるノウハウやサービスの内容を聞いていったら、どうやら詐欺ではなさそうだ。自分が全く転売で売れないからコンサルフィーをとって稼いでいる輩も多いらしいが、友人の師匠はそのたぐいの人ではなさそうだ。

ほぼ毎日ラインで連絡をとっている、スカイプも頻繁にできる、一日合宿がある、ノウハウのつまったビデオが60本ほどある。本気で友人の集積にコミットしてくれているようだ。その人が大事にしていることが2つあるという。1つが目標設定。月80万円稼げるようになりたいというバクっとした目標ではなく、その80万円はなぜ稼ぎたいのか、80万円稼げるようになった後はどうしたいのか、人生を通してやりたいことはなにか、など本気で人と向き合い一緒に考えてくれる。そこらへんのキャリアコンサルタントよりよっぽどキャリアの相談ができそうな印象だ。また2つ目は努力を惜しまないこと。物販は気合いだとその人は話す。特別な頭の良さ、市場を読む情報収集力、データの分析力など能力はほとんど必要ない。あればもちろん+αだが。コツコツやり続けられることが大事だ。

アフィリエイト広告でよくある毎日15分で1日10万円というような宣伝よりよっぽど信頼できると感じる。月収80万円は現実的だしそこにかなりの努力が伴うというのだから理にかなっている。気になる点を敷いて言うならそれはコンサルをすることによるコンサルフィー以外の師匠へのメリットである。パイを食べ尽くして次に移られ自分は残されたカスを食べさせられないかという懸念は少しある。転売である以上、師匠も競合になり得て上手く出し抜かれるのではないかという不安も残る。

友人は今月転職し新しい仕事を始める傍ら副業でネット転売を始めるらしい。これからの時代にふさわしいパラレルキャリアだ。そして転売で得た元手を元に株を始めるとのこと。株で定期的に収益を上げることができれば南国に住んでスマホひとつで仕事をすることが可能だし、趣味でお店を出すことができる。利益を度外視したお客様ファーストの飲食店を出すのが彼の夢だという。地元の友人と店を出せたら楽しいだろうなと。店の経営でいろいろ考えることも出てくるだろうしビジネススキルも身につくだろう。

自分を今意思決定の分岐点に立っている。いまこの状態で決断したら一生後悔するだろうからもう少しメリット・デメリット、これまでの志向性の変遷と経験を振り返りたいと思う。その結果、やはり会社を辞める理由があるのならその時は直感にしたがってネット転売を始めてみようと思う。

ネット転売を始めるとしたら自分ならまず日本文化的なもの、高機能・高性能なもの、アニメ・マンガなどのキャラクター、ここらへんを商材として扱う。外国人の需要がありそうな匂いがプンプンする。利益はある地域ともう一方の地域の価格差により生じ、それはすなわち需要と供給の地域間の差分により決まる。常にアンテナを張ってく必要もあるため、疲れるが社会情勢に詳しくなる、トレンドに敏感になる、買い手の気持ちがわかるようになる、人の気持がわかるようになる。

やはり人生楽しんでいかなきゃ損だよね。

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