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サッカーチームのような野球チームを


野球人口の減少や少子高齢化が云われている昨今。
私の指導するチームには、U12世代だけで22人も在籍している。
ほとんどの大会がベンチ入りメンバー20人というなかで、22人の在籍である。
つまり、2人は大会でベンチ入りできないことになる。

小学生の世界でも否応なしに「競争」が生まれる。



私のチームの代表は常々、「サッカーチームのようなチーム作りをしよう」と言っている。
最初は訳が分からなかった。
でも、言われたら気になる。

中学(ジュニアユース)世代・高校(ユース)世代・社会人とそれぞれのサッカーの練習や試合に見学に行った経験がある。
その中で気が付いたことがある。

サッカーチームの練習は、かなり実戦に近い気がする。
一方、野球の練習は「練習」と「実戦」には一枚の壁がある。


あと、感じるのはサッカーと野球の練習時間の差である。サッカーは短く、野球は長いという印象がある。
サッカーはボール一つで多くの選手が連動性を持った練習が出来るが、野球はあまりそうではない。ひとつひとつがぶつ切りに感じてしまう。そのため、練習では待ち時間が生じてしまう。仕方ないが、子供の目線からすればこの待ち時間は「なにもしていない暇な時間」となってしまう。野球は屋外スポーツ。練習時間が長いし、待ち時間が多い。嫌になる要素はたくさんあるのだ。

監督として考えるのは、コーチ陣と協力して「待ち時間」を少なくして「競争」を生み出すこと。



少ない練習機会。
選手たちの「野球が好き!」という気持ちを引き出すための声かけと、練習メニューの作成。
同じ練習の反復練習も大切だけど、選手の思考力を伸ばすコーチングと思考と行動を一致させる練習。ここが肝心である。

週に一度の練習を濃く過ごす為に、指導者から考え抜きたい。


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