win-winじゃなく、lose-winで自分が損を取れ。


取引をする上で、双方に利益があることをwin-winといい、ビジネスだけでなく日常生活でも馴染みのある言葉になりましたね。

この言葉は、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士が著したベストセラー「七つの習慣」に出てきたもので、別の言い方をすれば、
・相互利益
・ギブアンドテイク
・持ちつ持たれつ
などとなります。

また、別のパターンとして、
・win-lose
自分側は利益がでるが、相手側は損をしてしまう場合
・lose-win
自分側は損をしてしまうが、相手側は利益がでる場合
・lose-lose
どちらも損をしてしまう場合
・no deal(取引不成立)
があります。

今日、おすすめしたいのは、lose-win。
つまり自分が損をして、相手に利益を持たせるパターンです。

実はこれは昔から「接待」という形で使われてきました。
相手に食事をご馳走する→あとで取引の契約を得る。
でも、これっていかにも見返りを求めてるみたいで嫌じゃないですか?
なんだか不正の気配もするし。

このlose-winをもう少しポジティブな例にすると、
「信用を貯める」ということになると思います。
自分が損をして、たとえばボランティア的に相手のサポートをして、相手の成功を助ける。
すると、相手はこちらに感謝し、信用してもらえるようになります。(一回きりじゃダメだと思いますが。)
ここでポイントなのは、自分から見返りを求めないこと。つまり「うちの商品どうですか?」って間違っても言わないこと。
仮に相手がそのままスルーしてしまっても、信用だけは残ります。

そして、キングコング西野さんに言わせると、「信用は換金できる」のです。

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