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作業者マインドから抜け出す2つのポイント

モノやサービスをつくれば売れるという高度経済成長の時代は、仕事の多くが「作業」でした。
決められた手順、決められた方法でその作業をこなすことが良しとされてきました。
ただ、このような作業ばかりをしていると、「作業者マインド」になってしまうといいます。
作業者マインドとは、「決められた手順、決められた方法で与えられた課題を解決するマインド」のことです。
「何をすればいいの?」という待ちの姿勢ともいえます。

現代は、モノやサービスが溢れ、満たされ、「何を提供すればいいのか?」が分からない時代です。
そのような中では、この作業者マインドは人材としての価値が低くなっていきます。ロボットやAIに代替されてしまうという可能性も高くなります。
このような作業者マインドを脱し、「思考者マインド」を持つためには、次の2つのポイントが有効です。

1)日頃のインプットに自分の意見を添える。
ニュース、読んだ書籍、上司や同僚の意見などのインプットについて、自分がどのような意見や感情を持ったか?自分ならどうするか?そしてその理由などを考え、言語化してアウトプットすることです。
こうするとことで主体的に考え、「思考者マインド」も自然と備わってきます。

2)あらゆる情報に「So What?」と「Why So?」をぶつける。
So What? (だから何?)
と考えることで、自分なりの「結論」を導き出す練習になります。
また、Why So?(それはなぜ?)と考えると、自分なりの「根拠」を考える練習になります。
これを繰り返すことで、点として得た情報を線や面で捉え直したり、自分の考えを生み出す力が養われます。

主体的に考えることは、労力が必要です。なので、油断すると人は作業者マインドになってしまう傾向があります。そのほうがラクだからです。
しかし、組織から求められる人材になるためには、作業者マインドを取り払い、思考者マインドを組み入れることで、付加価値を生み出していくことができるはずです。

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