チビさんと小倉のパーティーにて対面を果たしたことですっかり舞い上がっていたものの、時折心に過るのは城間兄弟のことだった。
話は少し前後するが、「事件」を知って間もない2003年1月。衝動的に紫のファンサイトを立ち上げたものの、最初は誰もこないので手持ちぶさたなのと、紫やアイランドの情報を得たくていろんなサイトを巡回していたその中に沖縄ハードリピーターの方のサイトがあった。
そのサイトは、沖縄旅行お役立ち情報や、ややコアな行きつけの店、沖縄移住したいものの生活面の変化の葛藤から揺れる気持ちを綴られており、おりしも、そこはNHKの朝ドラマの『ちゅらさん』からの沖縄ブームにより沖縄旅行初心者や移住者に大変人気のあるサイトだった。
彼女のサイト内の日記で、2002年、とあるコザのライブハウスにて行われた年末ライブで彼女が俊雄さんと会い、長い話をして、さらに俊雄さんが飛び入りで唄われたことを書かれていた。
日記には写真も掲載されており、マオカラーのジャケットを着た俊雄さんはサングラスで目の表情はわからなかったが元気そうだった。
元気で何よりという安心感、羨望と嫉妬がぐるぐる渦巻きながらも私は彼女の掲示板に書き込みをした。数日してレスポンスを頂き、私は彼女とやりとりをした。さらに彼女は好きなオキナワンロックにアイランドをあげており、彼女の書くアイランドについてのコラムに深く頷いた。