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29冊目 サイコパス

中野信子 著
最新「脳科学」が解き明かす
「あの人」の裏の顔

犯罪者とは限らない、
高知能や天才とは限らない、
罪として制裁を受けることはないけれど、
嘘ばっかりついて、決断すべきを先に伸ばし、
誤魔化して、得をして生きようとする人が、
身近にもかなりの確率でいるよね、という話。

人は変わらない、と言いますが、その通り
です。脳の気質や分野の接続不良の問題で、
遺伝やら幼少期の環境がトリガーとなるので
あれば後天的にはどう変えようもない。

強いて言うなれば、特性を理解し、排除する
のではなく、できれば適正な場所に配置され
得意なことを生かしてもらう方法を考えるしか
ない。そして、自分も傷つかないこと。

良心のない人、ですね。
それを日本という村社会では生きていけないの
で必死で隠して、穏やかな仮面をかぶりながら
やってる事は暴君で冷徹で、搾取する人が
いたら、それは気をつけておいたほうがいい。
もしかしたら、上司がそうかもしれないし、
珍しいことではない。
私は何人か会ったことがあります。
この著者のいうとおり、口が上手いので出世
します。犠牲者や善人を装う事もうまいです。
ハラスメントをしそうになく、ハラスメント
を裏では平気でやります。

この本を読んでようやく、いろんな分析にも
当てはまらなかった違和感がわかりました。
いい悪いではなく、特性で変えられないので、
それと気づいたら
そっと距離を置いて、自分を守ることが先決。
捌こうとか、制裁を加えようとしても、
徒労に終わる。関わらない、相手にしない事
が1番。
私は、潰れるまで搾取されてしまったけど、
それによって、仕事だけが全てではないって、
人生そのものを転換することができたので、
それはそれで良かった。
私はサイコパス的な人に、集中的に仕事を
寄せられて、見抜けず、拒めず、知らぬ間に
ショートしていた。休養を余儀なくされ、
転職をする代償を払うことになった。でも、
いい勉強になった、いろんな会社があり、
しがみつかなくても生きていける自分と、
協力してくれた家族には感謝しかない。
これからが楽しみです。

科学により真実を知ることは、躓いた痛い
石の意味をとらえるのに、とても参考になる。

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