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第一世界空間設計事務所設立の経緯

どしゃ降りの中、雨の音にかき消され気味のため息に禍々しい思い出が剥き出しのガラス玉に写り込んで見えた。その日、フェアリーインストラクチャーたろうのつぶやきの中に青い小鳥が剥製になった姿で発見された。5000匹の青い鳥が特殊な方法でパウダー化に成功。生命の泉にふりかけると新しい生き物が誕生するそうだ。

「ヌッコムニャホム!!」

アジャンバギの毛皮を纏いし者は、王フクロダタキ亜種とババカ大王の座を賭けて激突した!激しい衝突音は天空蓋に反響しあたらしい生命が発生した。重なり合った波紋が見せるアクティブな状態とブルーバードパウダーの放出が濃い環境での生命誕生率が急上昇していた。

ランダムに発生する事象に対し、中途半端なばらつきを持った根無し草じろう。じろうは止まることを知らず、二度と同じ状態に戻らない。さぶろうはパウダーの一粒一粒をより細かく分析することにより、自分自身に先天的に備え付けられた役に立たないどこか欠けた者を崇め祭る人たち。

「ビロリロリーン!!」

中心球を包み込むゼリー皮膜を形成している組織思考型集合体。
熱狂的なゼリー愛好家の間で噂される伝説のゼリー体のひとつだ。

ピクシムピクセルをオーガナイズする前のキュレーター時代のスパニータぽい感じの変態爆心地として、若者たちにカルト的人気を博したダークでシャイニングなローカルヒーロー。

「りんごの半分に閉じ込められた巨大なエゴイストの波」

誰かのことを言っているかの様に聞こえたが、それが真実でも幻ということに決めた夜にしろうは答えた。
「もう半分はどうなんだ?」
何しろ彼らはふかふかのテンションで柔らかい境目の役目を終わらせる日が来た。
「もう半分は死んでしまった」

そうして彼はへそくりで貯めたなけなしの10万円を使ってリアカーをミニホテルへと改装し営業を始めたのだった。

「チームはタイヤ係、部屋係、布団係、通信環境係、サービス係、導眠係、夢係、俺は夢係だよ。」

そこで導眠係のレジェンダリーゴールドソーサリーとされていたのが、アマゾン奥地のニジイモ科の植物から抽出したエキスを煎じて飲むことでハッピーボイドに到達することができる。

ニジイモはドン・キ・ホーテで購入することができる。

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