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ほとんど100パーセントの朝に

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十八の春に書いた、拙くも叙情的な短編小説。 かなり村上臭強め。
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ほとんど100パーセントの朝に【完結】

 その日を最後に、僕と沙羅とはもう10年会っていない。道ですれ違うこともなかったと僕はほ…

和蘭三葉
5年前
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ほとんど100パーセントの朝に【4】

僕の腕の中で小さな鳥のように背中を丸めた沙羅は、目をつむりながら蒼くんのこと、愛してるよ…

和蘭三葉
5年前
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ほとんど100パーセントの朝に【3】

彼らは(あるいは彼女らは)生きるために咲き、鳴き、咲いて鳴くために生きているのだ。  僕…

和蘭三葉
5年前
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ほとんど100パーセントの朝に【2】

 僕がお酒飲むの、と聞くと沙羅は、今日みたいな日は安いウィスキーを飲んでこってり眠るのが…

和蘭三葉
5年前
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ほとんど100パーセントの朝に

蒼くん、音読して? 沙羅は言いながらベッドに腰掛けた。彼女の爽やかな重みはベッドを上手に…

和蘭三葉
5年前
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