オオバンを救え

#オオバン #阿弥新池

2017年12月18日(月)

ため池巡りで正午前に阿弥新池に立ち寄る。
堤の内側にため池の水位を調節?する
装置があり、触れないように鉄製の枠で覆われてちょうどオリのようになっている。
そのオリの中にオオバンがいた。
どうして入ったのか、わからない。
オリの中でもがいている。
柵を乗り越えてオリを調べてみた。
頑丈なつくりで人力で動かせるものでない。
小さな隙間があり(ここから入ったのかも)棒を使ってオオバンを隙間に導く。数回試みるが逃げられてしまう。
午後から自家用車のオイル交換を予約してあり、仕方なく退散した。

オイル交換を待っている間も、オオバンのことが気がかりで、このままでよいのか、水利組合に相談した方がよかったか、それでは時間がかかり過ぎて手遅れになるのでは、オオバンを救えるのは自分しかいない、といろいろな思いがよぎる。

オイル交換が終わって、夕方5時過ぎもう一度阿弥新池へ向かった。
到着は6時前、日の入りもとうに過ぎあたりは暗い。
隙間から逃げてくれれば、と期待したが
オリの中にオオバンがいた。
体力を使い果たし消耗しているのだろう、じっとして動かない。
鉄製の枠に蝶番が取り付けてあったので、調べてみると枠が途中で切ってあり
窓のようになっている。
(どうして最初に気がつかなかったのだろう)
用意してきたペンチでネジをゆるめると、鉄枠が開き20㎝四方の窓ができた!
オオバンがすぐに出てくるかと、離れて見ていたが動かない。弱っているのだろう。すでに6時間以上たっている。
オリの中に両手を入れてオオバンを捕獲。
池に放ったところ、水面を足でけりながら離れていった。
オオバンの影を追いかけたが、しばらくして暗闇に入り見えなくなった。



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