地方創生と音楽の商売下手の共通点

地方創生に関するツイートで、音楽等の分野でも同じ現象がみられるなと思いましたので、そのツイートのまとめです。


ツイートまとめ

所感

 文化的な活動なのですから出すべき、という類の高圧的なお願いはオペラのマネージャーをやっていた頃から常々感じてまして。何か違うんじゃないかなと漠然と思ってました。要はマーケティングが根本的に間違ってるって言う話なんですが。

 ここでネックになってくるのが音楽はお金ではないとか言う意味の解らない考え方なんですよね。お金が稼げてないから維持できない、だからお金を下さいって言ってる訳ですよ。要するにこれは、一般的に価値のあるものをやれてないって事でしかない訳です。

 例えばの話、これが基礎研究などいつお金に出来るか解らない類のものであればまだ理解もするんですが、音楽は元来娯楽です。観客に対して楽しみを提供できればそれで成立しますし、赤字であると言う事は楽しみを提供できていないか告知不足かのいずれかです。

 原因は活動内容にあるにもかかわらず、なぜか芸術的な物だからお金を出すべきと元々お金になりにくいものだという誤った前提を持ち込みがちでして。こういうイタイ勘違いが先日の音楽教育を守る会のパワハラ発言に結びついているように思う事もしばしばあります。

 音楽に限った話でもなく、その他の分野に関しても、例えばアートと言えば何でも許されると考える人がちらほら見られたりします。が、芸術かどうかなどは単に見た人の評価に過ぎないものですから、それを自分から言い出して守れと主張する論理展開には正直な所子供じゃないんだからと呆れてしまいます。

 と言いつつもこの辺りは自分自身も見失いやすい箇所ではある為自戒も必要だと思います。ついつい作品単体で何とかなると考えがちですが、売り方の方がよっぽど大事で、ドリルよりも穴をきちんと売らなければならないと言う基本を見失わないよう気を付けたいと思います。

宣伝

音源作ってます

主催ライブイベント



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?