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コロナで失った多くの娯楽、上演を一つでも実施するために

noteにて「#noteクリエイターサポートプログラム」という有難い取り組みが有りましたので是非応募させていただきたいと思いまして作成したものです。

概要としましては2022/11/28に実施します公演の会場費の一部を支援していただけましたらと考えています。


支援してもらいたい内容等

支援してほしい活動の内容

 下記リーディング公演の開催

支援してほしい活動の時期や期限

 2022/11/26

支援を希望する内容(支援金を希望する場合は、用途と希望金額もお書きください)

 10万円。会場費に使わせていただきたいです。

ご自身のプロフィールやポートフォリオ(情報がまとまった記事があればそのリンクでOK)

 元オペラマネージャーで、チケットノルマの定着に強い懸念を覚えている者です。
 
 出演の為にチケットの販売ノルマが課せられ、不足分が徴収される仕組みですが、これが舞台芸能を蝕んでいる病巣ではないかと個人的には考えています。
 
 罰金というものがサービスを受ける対価へと変化してしまったと言う行動経済学で有名な社会実験がありますが、チケットノルマの制度はまさにこの実験結果をなぞっていると感じます。
 
 本来としてはチケットを売らせるための仕組みであろうと思いますが、現在では変容し、ステージに立たせてあげるサービス料金になっていますし、その認識で舞台に立つ人が多いので品質が担保されません。
 
 本来あるべき興行とは、主催者が出演者を外注先として扱う物ではないだろうかという信念の元、2019年よりチケットノルマを取らない興行を実施しています。

支援を希望する活動をしたい動機・理由

その1:舞台芸能の維持のため

 新型コロナウィルスのにより2020年、2021年と舞台芸能の世界は大きな打撃を受けました。現在も若干緩和されつつはあるとはいえその影響はまだまだ大きなものです。
 
 が、これは何も提供する側だけの問題ではないと思うのです。
 
 舞台芸能の世界は不要不急のカテゴリに真っ先に入れられてしまいましたが、娯楽というものは心の栄養です。笑い、泣き、あるいは演奏と共に体を動かすと言う行動は心身を健康にする要素があります。表情を動かす体験が乏しくなれば人は鬱になってしまいます。
 
 少しずつ少しずつ緩和の兆しが見えるとはいえ、まだまだお客さんの警戒心は強く、演者さんが廃業となれば、より体感を伴う娯楽を失っていく事になります。
 
 なので、個人の力で微力ではありますが、こういう大変な時期だからこそきちんとギャラを出す興行を増やせたらと考えています。ご支援いただけましたらこの活動も継続しやすくなりますので非常に有難いです。
 
 どうぞよろしくお願いします。

その2:恩返しのため


 これは恥ずかしい過去なのであまり言いたくは無いのですが、その昔プロデュース詐欺に巻き込まれていた時期がありました。この時大変お世話になったのが、会場であるRaw Tracksのオーナーの藤井さんです。
 
 バンドメンバーの意見を纏めて、総意としてプロデュース詐欺から抜けようと、解散の意向をプロデューサーに伝えたところ手切れ金を持ってくるようにと言われました。当時、後ろにヤクザがいるなどで脅されていた自分はこれで解放されるならとお金を用意したのです。
 
 そしてそのお金を渡しに行く日。たまたま1時間ほど空きができたため以前からお世話になっていた藤井さんのバーへと足を運び、今日が最後で手切れ金を用意したというお話をしました。すると藤井さんは自分にこう言ったのです。


「君それ払う気なん。そんなん払ったらあかんで。君みたいに払うやつがおるから、そういう連中が居なくならへんねん」

と。これを言われて自分は初めて自分だけの話ではなく業界全体の話だと気が付き、正常な判断を取り戻しました。その後ファミレスで払いませんと突っぱねました。
 
 このコロナによって、ライブハウスはキャンセルが相次ぎ、会場であるRaw Tracksもまた稼働率が大きく下がっています。今、ご恩を返すために動かなければ恩を返す機会、場所そのものが無くなってしまうと考え、2021年より小規模ではありますが興行を実施させてもらっています。
 
 noteのような大きなプラットフォームからのご支援は会場の実績にも繋がるかと思います。お力をお貸しいただけましたら幸いです。

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