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あらゆる関係性が再定義されゆく時代に

2020年7月1日、パズルの15期がスタートしました。節目ということで、CIを刷新し、webサイトもリニューアルしました。

本来なら2020年は東京オリンピック・パラリンピックイヤーとして日本中が盛り上がり、仕事も忙しく、気分的に明るく充実した雰囲気の中で15周年を祝っている予定でした。

一方、国の働き方改革による法改正をうけて、とかく長時間労働になりがちな我々モノづくりする会社は仕事の仕方を考え直す必要に迫られていました。ただこれは日本のプロダクションにとっては大きなチャンスでもあると思って、パズルでは数年前から時間管理の方法を試行錯誤してきて、その成果も上がりつつありました。

一週間定時で仕事を終える「ノー残業ウィーク」や、全社員で稼働予定を確認・調整し合う週の初めの作戦会議「円陣」、見積書のように稼働予定の時間見積ツール作りなど、とにかく時間の区切りや時間の使い方に対する意識づけをしてきました。14期には計画年休を導入し、有休の5日以上消化義務をクリアしました。

そして15期を区切りに、作り手としてこれからどう働き、どう生きていくか、態度を示しながら自分たちにできることを実践していきたいと考えていました。

そこへコロナ禍で事態は一変し、生き残るために様々な物事の優先順位を変えて、やや慌てた状況がしばらくありました。これもだんだん冷静に考えらえるようになり、あらためて今この状況で、この時期に何をすべきか、社内でも話し合いながら新しい生活習慣にチャレンジしています。また、積極的なリモートワークの導入やワーケーションのような仕事スタイルなど、これから先の働き方についても考え始めています。それはちょうど準備してきた働き方改革への答えにも重なりました。

設立以来、変わる続けることを志向し、得意分野ですら変えてきたパズルは、全く予定通りにならなかった2020年の15期スタートを機に、また変わります。

15周年のステートメントです。

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関係性が再定義されゆく時代のプロダクションカンパニーへ

テクノロジーの発達で必ず起きるのは従来の関係が
少しか、全てか、崩れて新しい関係が生まれること。

関係とは、そのテクノロジーが直接影響することもあれば
無関係と思えることでも結果的に影響が及ぶ領域をも含む
枠組みであり、方法であり、習慣とされることである。

パズルは世の中の変化を通じて、ずっと見続けてきた。
「何者か分からない、誰かに必要とされる何かになれ。」
変化が多くそのスピードが早い今の時代に、既存の肩書きに当て
はまらない人材の育成を目指し、完成形のない会社を標榜してきた。

設立から15年目を迎え、その考えをもう一歩進めてパズルの関わる
あらゆる関係を見直し、つなぎ直す役割を担っていきたいと考える。

社会、企業、組織、個人、
送り手、作り手、受け手、
結婚、家族、出産、育児、
職場、住居、都市、自然、
人間、機械、心、体、、、

変わり続ける時代の先端で我々は、
作り手として不可能を可能にすべく「作り方」をつくり、
作り手が最大限に能力を発揮できる「働き方」をつくる。
そして、
作り手の立場から関係性を再定義し「生き方」をつくる。

くしくも2020年は生きることについて世界中の誰もが深く考え、
これまでの価値観や常識が大きく変わろうとしている。

生涯に渡って作り手の誇りを持つプロフェッショナルを生み出し、
組織化され活躍し続けるプロダクションカンパニーになること。
それが15年目からのパズルである。

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人材の層も厚くなってきました。これからのパズルに是非ご期待ください。



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