改善するのは人ではなく仕組み

こんにちは。髙木 咲希(ぎっさん)です。

私が広めたいと考える「業務ハック」という業務改善の手法には「小さく始めて繰り返す・クラウドを使いこなす・現地現物ありきの改善」といった3つのポイントがあります。

今回はその「現地現物ありき(人に無理させない)」というポイントについて私なりの取り組み方について書いていきたいと思います。


ソニックガーデンでKPT(「Keep=よかったので今後も続けていくこと」「Problem=問題」「Try=次に試すこと」の3つのフレーム)というふりかえりを行う習慣があります。

私はふりかえりの時間がわりと好きなんですが、しんどい時間だと感じる人も中にはいてその差は何なんだろうということを考えたことがあります。

自分のふりかえりを思い返してみると、悪いことも、良いことも必ず「仕組みが」という枕詞をいれて考えているような気がします。

仕組みが悪くて、〇〇という良くない状態になったので別の△△△という仕組みで次からは取り組みます。と言った感じ。


なぜ成功や失敗の要因を人ではなく仕組みに捉えるのか。

人の性格や考え方は色んな環境の積み重ねで出来てるので意識的に変えていくにはある程度時間がかかるように感じています。

そうかと思うと、ある出来事を堺に180度捉え方が変わってしまったり、自分でコントロールするのが難しいなと思っています。

その点仕組みは簡単に切りかえることが出来ます。

そしてなにより辛くないのでずっと続けられるという良さがあります。

自分に要因を見つけるということは、客観的に判断出来る人であれば良いのかもしれませんが、大抵の場合自分を責めるような内容をだして落ち込見がちです。

仕組みの良し悪しを考えるのであれば、他の仕組みと比べたり、良さを受け入れたりする行為にも余計な感情が生まれないので素直に取り組むことができます。

そういった考えのもと私は仕組みに目を向けるようにしています。


個人のふりかえりについて書きましたが、この考え方はチームの問題を考える場合にも同様です。

自分を含め人を変えることは難しいですし、人のことを悪く思うのは気持ちがよくありません。

特定の誰かの行為としてでなく、チームの仕組みについて考える事が大切だと感じています。


感情論的なお話になってしまったので、人によってはしっくりこない方もいらっしゃると思いますが参考になれば嬉しいです。

では〜。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?