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【kintone】アプリの作成前準備 ~ 設計手順を共有します!

はじめに

私はkintoeのアプリを作成する際、いきなりkintoneの設定を行うのではなくまず設計をしています。

自分なり手順が定まってきたので、今回はその方法を共有していこうと思います!

1:機能の一覧化

▼ 一覧化したメモのサンプル

担当者から要望を伺うと「給与が変更になった従業員の管理をしたいと思ってて、XXしたタイミング給与が変わる人が出てくるんですどそれを管理してるのが......。」といったように現状の運用方法や困りごとをまとめて教えてくれると思うのでその内容を開発するのに理解しやすい形で区切っている。

「昇給する従業員の一覧表示(機能)」 と語尾に「機能」を付けられるような単位を意識して分けている感じ。

日付が書いてあるのは、機能追加要望があるたびに1つのメモに追記していいく形で書き残しているので現在開発してるものと過去の内容と区別がつくように要望をまとめた日を残しているから。

2:アプリの設計

▼ 設計図サンプル

・Google スライドで作成
・各ボックス(時給マスタ、従業員台帳 等)が1つのアプリ
・アプリ名の下に並んでいる項目が各フィールド

--- 補足 ---

各ボックスはgoogleスライドのメニュー「挿入 > 表」から 1×2の表として作成している。

アプリ名とフィールド名一覧がセットで作りやすく、フィールド名部分が改行で自動でたてのサイズが伸びるので便利。

2-1:不明点の調査

設計を行う際いきなり図を描き始めるのではなく、まず頭の中で「こんな感じの構成になるよなぁ~」と想像してから行うようにしている。

想像した時点で不明点がある場合はその調査を先に行うようにしている。

「関連レコードでこの項目表示できたかな?」とか「テーブルで使った項目は一覧の絞り込みの値として使えたかな?」等、うる覚えのkintoneの仕様を調べておくことで図を描く前にこのつくりで進められそうかの判断が出来る。

--- 補足 ---

調べた内容も機能を書き出したメモに追記してる。

これをしとくとあとになって「なってなぜその作りにしたのかなぁ?」と思ったときに思い出すのに役立つ。

2-2:設計図の作成

「ルックアップ」や「関連レコード」を用いたアプリ同士の連携部分を明らかになるようにアプリどうしを線で紐づけている。フォーム等のkintone関連サービスを利用している場合もアプリと同様に書き込んでいる。

関連に使うフィールドは「:key(参照先のアプリ)」その下にコピーするフィールドを並べるというルールで書いている。

▼ 設計図:kye のサンプル

その他のアプリ内のフィールドは必要な部分だけ書いている感じ。必要と感じているのは下の基準。

・上で書いたような、keyで利用するフィールド
・計算フィールドで利用するフィールド
・一覧 / 表 の絞り込みで利用するフィールド
・リマインダー設定等、通知で利用するフィールド

フォームに置くだけではなく、設定が必要なフィールドを書いている。設定が複雑な場合「:自動計算」と「計算式」を書くなど設定内容も一目で分かるようにしている。

▼ 設計図:計算フィールド のサンプル

2-3:設計図の確認

設計図見ながら運用を想像して、機能を満たしているか考えてみる。この時点で頭のなかでアプリは完成しているイメージ。

具体的な利用場面を想像することで、+αの機能が思いついたりする。

「このアプリ見るタイミングで別アプリの内容も見たくなりそうだから一覧にリンクつけとこうかなぁ」とか。

3:タスクの洗い出し 

作りたい機能の下に具体的に行う設定内容を追加していく。

▼ タスク出しサンプル

設計図見ながら作っていくので、どんなフィールドを追加するかまでは書かない。設計図にないものを中心に追加していく。

タスクを追加したら作業が効率よく行えるようにタスクを進める順位に並び替える。

ルックアップを利用しているアプリがあるのであれば参照元アプリを作成してから、参照先アプリを作成した方があっちこっちアプリの移動をしないで作成できるので効率が良い。そんな感じで、どの順で作ると楽かなと考えて順位を決めていく。

設計があれば、どのアプリがどこで参照されるのかすぐわかるので効率の良い作り方を考えるときにも便利!

--- 補足 ---

実際には設計しつつ、タスクになったものをメモしていっていくことが多い気がしている。
最後タスクをざっとみて抜けてるところを追加する感じで行なっている。

4:アプリの作成

あとは手を動かすのみ!悩みがなく、どんどん作っていけるので

「私、kintoneめっちゃ出来るやん!」

 って気分になります(笑)

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さいごに

今回は私流のkintoneアプリの設計過程を共有してみました。

上のような工程を踏むようになって早くアプリが作れるようになっている感じがします!

分からない部分を先に調べ終わっているので想定外の後戻り作業がなかったり、順序だって進めているので迷ったときにやたらめったら手を動かすのが減ったからかなぁと思ってます。

書き出すまではしなくても、アプリを作成している人はきっと頭の中で作成パターンを持っているいると思います。「おすすめの方法」ぜひ教えてください。 では〜

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