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私立医療系大学生にかかる費用

現在我が家の娘は他県に進学し、一人暮らしをしながら医療系私立大学に通っています。

医学・歯学・薬学のようなハイクラスの医療系ではないのですが、医療系専門職として国家資格の取得を目指す学部です。(看護・臨床検査・理学療法のような学部です)

娘が医療系を目指すようになったのは私の影響もあると思います。
娘が2歳の時に離婚をし、その後ずっとシングルマザーで子育てしてきたので、耳にタコができるくらい「何でもいいから専門スキルを身につけろ」と言い聞かせてきましたので^^;

でも理系や医療系の専門学部というのは文系の学費とは大きく違います。
しかも私立となれば本当に泣きたくなるくらいの学費です(><)

私も子育てをしながら娘がどんな進路を希望しても応援してあげれるように、かなり必死に学費を準備してきたつもりですが、娘が他県の私立大学を志望したため、一気に出費額が跳ね上がり、本当にキレイサッパリと使い果たす予定です。(もしかしたら足りないくらいかもしれません)

現在娘は大学2年生なのですが、受験から始まり1年生を終えるまでに使った金額は510万円でした。受験関連や学費、引っ越し費用、自動車学校の費用も含んでいますが、もう1年目だけで文系の4年間に相当するくらいの金額です。

ざっくりですが

・受験関連:12万円
・大学の学費・教材費:200万円(入学金込)
・ガジェット系:32万円(PC、タブレット、スマホ)
・引っ越し・新生活家具家電:65万円
・自動車学校:31万円
・その他:26万円(スーツ、生協、学食、実習着、保険関係、ワクチン接種)
・家賃・仕送り:144万円(12万円×12ヶ月)

こんな具合で510万円の出費です。

ちなみに仕送り額が多いのは、娘のお小遣いも含んでいるからです。
勉強についていくのと自炊だけで精一杯なのでバイトはさせておりません。
バイト代が入れば確かにもう少し楽なのですが、そのせいで留年や退学となれば本末転倒なので、ここは私も納得済みです。

もちろん2年目の費用は1年目に比べたら随分落ち着きました。

でもそれでも4年間のトータル費用は1500〜1600万円だと見積もっています。
毎年行われる病院実習や模試、就活、成人式、卒業式など諸々の特別費も見込まなければなりませんので。

これは私にとってはほぼ全財産に等しい貯蓄額を娘に費やす感覚です。

FPの資格を有しながら、このような「娘への全振り」は本来であれば賢い配分ではありません( ;∀;)

ではなぜ私が娘へ全振りしたのかと言うと、それは自分がまだ長期間働ける年齢であることと、娘の人生にとってのメリットが大きいと思っているからです。

私は若くして出産したため、現在40歳という年齢です。
これが定年近い年齢であればリスクが大きすぎて無理だったと思うのですが、私にはまだ自分の老後資金を準備する期間が20年以上残っています。
そして娘が職に困ることなく働いてくれれば(しっかり自立してくれれば)、それは娘の安定にも私の安定にも繋がります。
医療系の国家資格があれば一生安泰とは思いませんが、少なくとも一般企業で働くよりは安心ですし、娘の性格にも合っていると思っています。

本音を言えば県内に同じような医療系大学があればよかったのですが、地方なので大学数も少なく、希望していた偏差値の大学はありませんでした。
魅力的な大学はどこも都市部に集中しています。
これも都市部への人口集中の一因なのだろうなぁと感じています。

我が家の場合、結果的に教育への投資額がかなり大きな金額となってしまいましたが、それでも私は娘の夢を応援することができた自分の頑張りにも満足することができています。
シングルマザーになった時は不安で押しつぶされそうでしたが、今はもう病気や災害・事故以外に怖いものはありません(笑)
コツコツ頑張って仕事をし、節約に励めば女ひとりでも悲観することはない!という一例です。

もちろん人によって環境も状況も違いますし、私はまたこれから地道に老後資金の鬼貯蓄です。娘の教育資金の捻出は達成できましたが、そのせいで同世代が蓄えているであろう老後資金からは大きく出遅れているのが現実だからです。

それでも人生の第二章だと考えて今度は自分のためにしっかり頑張っていきたいと思います٩( ᐛ )و


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