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「内なる自分を旅しよう9」 #60

前回のあらすじ 「内なる自分を旅しよう8

○子育ては難しい part.2

子どもの成長における伸び代を伸ばすには、まず親自身がその伸び代を受け入れるだけのマインドにならなければならない。

何気ない一言だったりで子どもの可能性をとめてしまっていることがあるので、まずは指摘する前に自分自身が出来ているかどうか振り返ってみて、その上で一緒に成長していこうというスタンスをとる!

主夫になろうと決意した日

元々私は仕事人間である。

四六時中といっては大袈裟だが、基本的なライフスタイルに関しては、仕事がメインにあって成り立っている。

なので、子どもをお世話するというのも気まぐれ程度にしか出来ていなかった。

勿論、出来る限りの中で外に遊びに連れていったりとかはしていたのだが、それ以外に関してはほぼノータッチだった。

それが良いと思っていたかどうかと問われれば、そういうわけではないが、少なくとも仕事優先というスタンス自体は崩れることはなかった。

そんな私が、何故仕事を投げ出して主夫になろうと決意したか。

まず、そのライフスタイルが成り立っていたのは、嫁のワンオペ育児に任せていたからではない。

嫁のお母さん、義母に丸投げ状態であったからだ。

二人してほぼほぼ家にいないし、家にいる時は大体疲れきって寝ている状態である。

だから、朝も昼も夜も、基本的には丸投げ状態。

たまに元気がある時にお手伝いして、やってる気になっているだけであった。

そんな任せっきりの状態にも関わらず、感謝はしつつも、その状態がダラしないことには苛立っていた。

そう、義母がズボラなのである。

誤解のないように言えば、とてつもなく優しい。

なのでそこでの軋轢はないし、こんな無責任な親を目の前に手助けしてくれて感謝しかない。

ただズボラで、部屋は汚い、子育ても基本的には放ったらかしといった状況だった。

私が何かを言える分際ではないが、それが嫌で嫌で仕方なかった。

そう、ここの自分が出来ないこととこうあって欲しいというギャップに苦しんでいたのだ。

でも、基本的に全て任せっきりの状態で、何か文句をいうわけにはいかない。

その我慢が塵と積もり、私は仕事に打ち込むことで現実逃避をしていたのかもしれない。


続く

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