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RSRにおける缶バッジガチャの魅力

はじめに

RISING SUN ROCK FESTIVALとは

RISING SUN ROCK FESTIVAL(以降 RSR)は1999年から開催される北海道の石狩市と小樽市にまたがる広大なエリアで行われる野外ロックフェスです。
今年(2023年)で23回目。
8月の2日間、開催地にはテントが立ち並び、複数のステージで演奏が行われます。
今でこそフェスは日本各地で、大小さまざま、多種多様な形で開催されており、参加アーティストがフェスにおける主たる魅力でありつつも、音楽を聴くこと以外に魅力を設けることで差別化を図っています。

RSRでいえば、キャンプそのものだったり、フェス飯だったり、開放的な空間を練り歩くだけでも楽しい。(なんならあの場にいるだけでいい、という人もいる。)

缶バッジガチャ

そんなRSRの魅力の一つが「缶バッジガチャ」なのです。
アーティストのロゴやRSRのオリジナルデザインが描かれた小さな缶バッジのガチャが1回100円でできます。
このようなガチャ、4大フェスでやってるのRSRだけです。ロッキンいっても、フジロックいっても、サマソニいってもありません。

缶バッジいろいろ(数年前の写真)
こんな感じで売ってます@RSR2022


アーティストのロゴとかフェスデザインのキャワワなアイテムです@RSR2022(右の大量の100円玉は気にしない)

魅力の前にちょっとした歴史

RSRの缶バッジ、いつからあると思います?
5年前?いや10年前もあったはず?20年くらい前に行った時もあったような…。
みなさんその時にあったというのは正解です。じゃあいつからというと初年度の1999年からあるのです。※2000年のみ販売されなかった
すごくないですか?
フェスの記念に缶バッジガチャを回す、そんな文化が実は初年度から育まれて、今に至るのです。

錚々たるメンツで伝説と言われた1999年の缶バッジ


魅力① 記念品、思い出として

やはり第一の魅力は記念品としてでしょう。
数年後に過去のバッジを見返したときに、ふと思い出がよみがえったりするわけです。
アーティストのライブの記憶だったり、ガチャを回して交換したときの記憶だったり、その年のテントサイトで仲間としゃべった記憶だったり、お腹が痛いのに近くのトイレが使えなくなっていて、遠くのトイレまで20分歩いた記憶だったり
1回100円でお手頃、小さいので遠方の方でも(やりすぎなければ)かさばらず持ち帰りやすいです。

魅力② アーティストの公認グッズ

缶バッジには出演アーティストのデザインのものがあります。これは当然アーティスト側で公認されたものですので、公認だけど公式グッズに出ない激レアグッズです。RSR会場に行った人だけが手に入れれる激レアグッズ。ファンとしてのマウントがとれます
ただし出演アーティスト全員分が出るわけではないので、そこは要注意です。過去だとB’z、RADWIMPS、ミスチル、miwaなどはありませんでした。
一方、大御所でいうと山下達郎、小田和正、安全地帯、松山千春etc…は缶バッジが出ました。強い。

またアーティストのロゴがそのままデザインされているものもあれば、RSR缶バッジのためにデザインをしてくれるアーティストもいたりします。オリジナルデザインはより限定感が増していいですよね。

毎回気合を入れたオリジナルデザインにしてくれるキュウソネコカミ


魅力③ 交換の楽しさ

(ここ数年はレイアウト変更により場所が小さくなったことなどで禁止されていたことですが、過去にあったこととして紹介します)
「アーティストの公認グッズといったって、じゃあ出るまで回せっていうのか!1回100円だけど馬鹿にならないぞ!」というのは至極真っ当な意見です。でも安心してください。

交換がありますよ。

過去には公式で缶バッジガチャエリアの前に交換エリアがあったことから、そのときにできた交換文化が根付いています。
譲れるものを手に乗せたり、タオルに乗せたりして見える状態にして、自分の欲しいものを持っている人がいたら声をかける、という感じです。
さくっと手に入る時もあれば、時間を空けて何回か足を運んだりしてようやく手に入る、なんてこともあります。(要は運なんですけど)

交換は人と人とのコミュニケーションになるので、新たな交友関係の広がりにつながることもありますし、交友関係というほど深い関係にならなくても、「あの時交換してくれた人優しかったなぁ」とか「変な人と交換したけど面白かったなぁ」とかその年の思い出になったりするわけです。
モノとしてだけでなく、交換というやり取りで一つの思い出ができるのは良いところだと思っています。

※近年、交換エリアは公式には設けられず、ガチャエリアの前で立ち止まって交換するなども禁止されております。今年はどうなるかわかりませんが、ルールを守って交換しましょう。

ちなみに会場で手に入らなくても、終わった後にTwitterで交換の呼びかけを行って交換することもできます。(送料などはかかってしまいますが)
#RSRバッジ交換
でほしいもの出している人いるかも…??

おわりに

私の稚拙な文章で魅力が伝わったとは到底思えませんが、RSRにはこういうものもあるんだ、ということを知っていただければ、それでOKです。
あなたも是非缶バッジガチャやってみましょう。そして良ければ私と交換しましょう。

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