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8/8

さて、今日は湊あくあ活動3周年を祝って、彼女の3rd Anniversary Liveの感想を記していこうと…思ったのだけど、ファンとしての馴れ初め話があまりに長くなったので8/8として独立した記事にし、改めて8/9にライブの感想を上げることにした。この文章が記念日のお祝いになるかは分からないのだけど、書いた内容が誰かに伝わることを願いつつ、投稿しようと思う。

※この先はブログ主がvtuberを推す理由を描いた、一人のファンだけが持つ事実としてお読みください。

さて、今日の本題に入ろう。ブログ主のファンとしての活動を全く知らない人もいると思うので、まずは初期の初期の話から。

自分がVtuber界に触れるようになったのは2019/12の辺りで、そこから2か月も立たないうちにメインで見るvtuberは固まっていったのだけど、その初期メンツにあくあちゃんは入っていなかった。

理由は単純で、新たに応援するにはファンの人数が多すぎたからだ。既にVの中ではトップと言える位置にいた彼女を応援するには相応の動機が必要で、見始めた頃の自分はそれを持ち合わせていなかった。とは言え、あくあちゃんが多くの人に支持されるだけの魅力を持っていることは当時から認識していたし、時折配信を見る時はあった。それでも、推しVに割く時間を削ってまで見ることは無かったと思う。

そのような状況が変わったのが、2020/03/21に行われたこの配信。

サムネイルを見て分かる通り、内容はニンテンドーswitch用ゲームソフト『あつまれどうぶつの森』にて、魚図鑑をコンプリートするまで眠れないというもの。

全80種類、出現確率や季節、場所の違う魚を釣るために黙々と釣り続けるという集中力が必要なのに対して地味極まりない企画であり、普通ならファンが追うような動画だと思うのだが、普段あまり見れないあくあちゃんの素が見られる部分もあり、自分はとても楽しんでみることが出来た。

当初は夜明けまでに終わるだろうと思われた配信は想定外のトラブルや時折発生する2.3時間の停滞により苦戦続きになり、結局動画2本、21時間と長い時間をかけてコンプリートを達成することになった。

とは言え、ホロライブには28時間以上配信を続けて運営にストップされる配信者もいるので、時間が長かったから楽しく見れたというわけでもない。どちらかというと、前述したようにあくあちゃんの普段隠れて見えていない部分が、持久戦の中で見て取れたから、という方が大きい。

配信者はリスナーを楽しませるために大げさにリアクションを取る人も多く、あくあちゃんもスマブラ配信などでは長時間に渡って叫んだり、コメントに面白おかしく反応していた。

そのような配信で楽しく振る舞う態度とは裏腹に、彼女は配信外のかなりの時間を練習に打ち込み、縛りプレイやRTAなどの高難易度ステージをクリアする努力家であると聞いていた(し、実際に数々の縛りを達成している)ので、そのようなストイックな一面が何処からくるのか、ゲームに対する情熱やエネルギーの動力源が何処にあるのか、理解できない部分もあった。重要なのは、この釣り企画がそのような空白を埋めてくれた配信だった、ということだ。

当時驚いたのが、「10時間以上配信を見たのに、一度も悪口を聞かなかった」ということ。この配信は元々が”釣り”というバラす(失敗する)可能性もある企画で、普段より神経を使う内容だと思うのだけど、時間が経過するごとに口調が大人しくなるだけでなく、リスナーへの気遣いも増えるようになり、自身は黙々と釣りに取り組み続けていた。

終盤に目当ての魚に近い魚影の魚をバラしても物に当たったりせず、すぐに気を取り直して次のチャレンジに臨んでいた。そのような姿勢を見て、彼女の勝利への欲求や執念がとても純粋な向上心から来ていることを知った。

※普通物に当たったりしないと思うのだが、配信者には失敗したりイラついたことを示すために「台パン」をする文化がある。これはする人は結構頻繁にするし、しない人は一切しないことが多い。単にキャラクター性や配信への姿勢の違いなので、どっちの方がマナーがいいとかはない。

それ以降、今までにないほど好意的な目であくあちゃんと向き合えるようになったのだけど、問題は、ストイックにゲームと向き合う彼女の姿勢が、正しく周りに伝わっていない(ように見えた)ことだった。

ファンはそのような彼女の姿勢をよく分かって応援していると思うのだけど、本人が「目を合わせられない」と常に嘆いているように、あくあちゃんは重度のコミュ障であり、あまり伝えるべきことを適切に選び取れない部分もあってか、自身がソロに勤しむ理由などを話す機会が殆ど無かった。

実際のところ、自分の中ではっきりしている動機を敢えて誇示する必要がないことは確かで、黙々と自分のするべきことに打ち込む姿勢は寧ろ健全なのだけど、その時リスナーとの間に生まれる「空白」が時に無理解を呼び、他のホロライブメンバーとの距離感も上手く作れていないようだった。

その状況を見た時に、本人が純粋に成長したいと願い、ゲームに願いを託して努力し、その上で沢山の人を喜ばせているのにも関わらず、結果的に論争に巻き込まれたり、孤立状態に陥っているのであれば、それ程良くないことはないのではないか、と思った。

そこで、あくあちゃんの考え方を汲み取り、尊重してくれる味方や、気を許せる仲間が出来るようになるまでは、自分も彼女の活動を見届けようと思った。それで釣り配信の直後にメンバーシップに入り、暫くファンとして楽しい活動をさせてもらった。

自分が明確にあくあちゃんを推しに加えてからは、割とすぐに状況は良くなり、二期生の集合やホロライブハウスへのお泊りなどで順調に理解者を増やせたようだった。

そのように彼女の活動が上手く行っていたこともあって、リスナーとして能動的に行動したりはせず、一視聴者として静かに尊死するような存在だったのだけど、少なくとも勘違いされていた(かもしれない)部分が解消されたというのは、ファンとして嬉しく思った。

それに、今まで描いたような理由がなくとも、釣り配信を見て以降は純粋に彼女のファンとして自分を位置づけることが出来たし、そのようにして過ごした時間はとても楽しかった。

暫くして、二周年の24時間配信やニコニコ動画で行われた1stライブを見届けた辺りでvtuberからは何となく離れていたのだけど、「ここまで好きになれた上に、楽しませてもらった推しやコンテンツから一切離れてしまうのはどうなのだろうか?」「ファンとしての初期衝動が解消されたというだけで、勝手に満足して(ファンとはそのような存在であると知りつつ)立ち去るのは如何なものか?」という感覚はずっと持っていて、「今後もあくあちゃんや、vtuberという存在を応援できるようにするにはどうすればいいのだろうか」と考え抜いた結果、こうして文章を書くようになった。

言うまでもなく自分がここに書いてきたのは一方的な感情の読み取りであり、全く正確な代弁者として立っているわけではないどころか、本当にあくあちゃんがこのような姿勢でゲームをプレイしていたのかどうかも分からない。

メンバーシップに入った時から今この文章を書いている間の全ては自らの自己満足であり、何ら確度のない活動ではあるのだけども、少しでも自分の思い込みと、それに付随して出てきた祈りが当たっていて、あくあちゃんの中で結実した歩みとリンクしていたらいいなと、欲を出して言ってみたいと思う。

それに、あくあちゃん本人にとって正確な文章でなくとも、自分と同じような感情を持ってファンをやっている人に届いたり、今までになかった面白い見方としてこの文章が読まれるだけでも、十二分に嬉しいことだ。文章を書くということは、誰かに影響を与えるかもしれないということでもある。願わくば、この憶測だらけの文章が、誰かの心に良い影響を与えてくれればと思う。

さて、ここまで長く書いてきたのだけど、本来書くべきことを全く書いていなかったので、是非最後に記しておきたい。

あくあちゃん、3周年おめでとうございます。努力家で、思いやりがあって、常に上を向いて頑張っているあくあちゃんの活動がどんどん広がって行って、多くの新たなステージに挑戦できていることを嬉しく思います。

これからも、あくあちゃんの好きな仲間、信頼できる人たちとの時間を積み重ねつつ、沢山のことにチャレンジしていってください。自分はその一助にしかなれませんが、一ファンとしてあくあちゃんの輝きを受け取り、全力で楽しませてもらおうと思います。

あくあちゃんにとって4年目の活動が、実りあるものになりますように。これからも全力で楽しんで!ずっと応援しています!


※21:14 誤解招く表現の修正

8/8は湊あくあ活動開始3周年の記念日であり、誕生日ではありません

誕生日→12/1

お詫びして訂正いたします。

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