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オリンピックも折り返しに入り、多くの選手が競技を終えていく。自分が見ていた中では、昨日のウルフ・アロン選手の試合が一番の激戦だった。メガロボクスの「マック・タイム」を彷彿とさせる「ウルフ・タイム」に大内刈りを炸裂させ金メダルを獲得。

暫く失速していた柔道だが、今年は凄まじく強い。井上康生康生監督の指揮下で一丸となってチーム強化に努めた結果だろう。心より賞賛を送りたい。

このような渦中で行われているオリンピックだが、スポーツの本質は常に同じだ。研鑽を積んできた選手からは並々ならぬ集中力を感じるし、その姿勢は今大会の結果にも繋がっていると思う。

勿論、結果の出なかった選手もいるが、ここに標準を合わせて取り組んできたことは同じだ。残りの期間も、日の丸を背負う選手たちがより良いパフォーマンスを出せるよう祈っている。

さて、ここからはいつも通りアニメの感想に入ろう。まずは2019年秋放送のTVアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』。当時は視聴機会に恵まれず、1年かけての完走となった。

NOBLESSE -ノブレス- 感想

あまり覚えていないが、0~4話、5~8話、9~13話の3回に区切って見たと思う。世界観設定の単純さに似合わず濃い人間ドラマがあり、24分間に展開される物語の濃密さには常に驚かされた。

本編は大きく分けて二章あり、とある組織の実験体(改造人間/M-21)がライ様や人間と交流していくうちに心根を獲得していく前半、ライ様とフランケンシュタインの関係を掘り下げ、貴族の王(ロード)との対決に向かっていく後半に別れる。

前半の主要人物である田代(一般人)たちが後半部にほぼ登場しないため、積み上げた要素を活かしきれない部分はあったが、人間であれ貴族であれ、「気高く生きること」を称揚する描き方は一貫しており、タイトル通りに貴族精神を描く物語として、伝えるべきメッセージは全て描き切っていたのではないかと感じる。

キャラクターにも魅力があり、特にフランケンシュタインは「元人間」の名に相応しくライ様に振り回される人間臭さ、そして本気を出した時の好戦的な姿勢が上手く同居しており、とても好きになれるキャラだった。CV.平川大輔のハマり役という印象。

ライ様も大半の部分はラーメン啜ってるだけなのに非常に高いカリスマ性があり、「NOBLESSE」の名を背負うに恥じない高貴な主人公であった。

TLでは非常に高い評価を受けていた作品だったが、フロックではないと言い切れる名作だった。面白かったです。

女神寮の寮母くん。 #03 「孝士、思い悩む」「孝士、復学する」

さて、今期の感想枠は…書けるか?分からん。今までは書ける作品を選んで感想を記していたんだけど、それだけでは元々インプット出来るものを吐き出しているだけで面白味もないし、幅が出ない。今後はこれまで触れなかったような作品の感想にもチャレンジしてみようと思う。

ということで女神寮の3話である。今回は女神寮を出て視野を広げ、香炉野すてあの顔見せもする回であった。『すのはら荘の管理人さん』における生徒会組もそうだが、寮生活を描く時は所属先(学校でも会社でも)の生活を描いておくと作品世界が広がっていくのでいいと思う。

3話と早い段階で外に出ることを考慮し、前半は寮生の5人を主体に物語を構成していたことも、高いバランス感覚を感じて良い部分だ。

先に展開面に触れておいたが、この作品に触れる以上避けて通れないことがあろう。…そう、女神寮一番のストロングポイントといってもいい、お色気シーンのことだ。

この点に関して率直に述べるのであれば、大変えっちで良い。自分は彩度が明るい作品が好きで、且つ線画がしっかりしていると視聴意欲が上がる。

寮母くんはこのポイントを二つともクリアしているため、中学生主人公の持つ清楚感を残しつつ、要所は清涼感を全力でぶち壊す思い切りの良さを発揮できている。

作画が溶けると乗り切れない残念さが出てしまうのだが、3話に来ても危うさを感じさせないので大丈夫そうだ。

キャラクターも、お姉さんキャラといいつつまだ脆さもある大学生という年頃を上手く表現しているし、5人それぞれ好きになれる部分があると思う。

しかし、えっちなシーンがこの作品の醍醐味なので、そこに合わせてキャラクターが引っ張られてしまう故に、個性が隠れてしまっている点は否定できない。

この辺りはキャラクターの可愛さを表現することを重視する作品(例:精霊幻想記)に強みがあり、展開ありきで作品を駆動させる寮母くんが抱える歪みであると言える。

現状、その点が悪目立ちしないような書き筋は維持できているものの、このペースでは及第点止まりの作品になるだろう。心情的にはもう一つ高い評価をあげたいので、展開の強引さを突破していくようなキャラクターの魅力、場面構成の妙を期待したい。

最後に、好きなキャラはすてあちゃん、戦咲きりや、八月朔日せれね、そして孝士くん。主人公がかわいい作品は強い

星川サラ 歌枠(7/15)

積極的に取り上げていきたいvtuberの配信、今回は「輝く一番星」星川サラの歌枠から。星川の配信は基本的にリスナーとプロレスしながら進んでいくのだが、この日も歌の合間に激しい煽り合いが繰り広げられていた。

vtuberはトレンドが目まぐるしく変わる世界だが、配信者とその周りの雰囲気は一定の距離感で安定していることが多く、そのような場面を見ると微笑ましい気分になる。

楽曲では、『誇り高きアイドル』が星川に合っていたし、自分のフィーリングにも合う曲だった。ハニワの曲はあんま触れる機会がないので、好きになれそうな曲と出会えるのも有り難い。

最後の曲を歌い切ったところ(後奏らへん)で犬山たまきと神楽めあからの逆凸があり、メロをぶち切って対応していた。

二人は企業所属ではなく個人から活動を始めたvtuberであり、過激な行動や発言も厭わない配信者として知られる。事前に「地獄に巻き込まれるかもしれない」と語っていた通りフリーダムな発言に振り回され、微量に残っていたしっとりの雰囲気を見事にぶち壊されていた。

凸のタイミングは偶然だと思うが、上手くオチがついて面白い展開になっていたと思う。

激しい画面揺れに耐性がないため活動主体のゲーム配信はあまり見れないが、今後も楽しませてもらえればと思う。近くに誕生日配信もあるので、見守っていきたい。

※犬山たまきは現在、本人(厳密には本人ではない)が立ち上げたVtuver事務所『のりプロ』に所属。

執筆中に聞いた曲

1.Red Criminal/THE ORAL CIGARETTES

2.ギャンブル syudou

3.負けイベ実況プレイ[TVサイズ] fifteeen

4.No Continue 鬼頭明里

5.アトック 藍井エイル

6.fluoresce/ACCAMER

7.ココロハヤル 熊田茜音

8.HELLO HRIZON 水瀬いのり

9.カザニア 愛美

10.New Story 高野麻理佳

11.Elder flower 大西亜玖璃

12.101 三月のパンタシア

13.ダブル・スタンダード フィロソフィーのダンス

14.染み HOWL BE QUIET

15.ワールドイズマイン ハンブレッダーズ

16.閃光 [Alexandros] 

17.星のオーケストラ saji

18.Dreaming Enagy Liella!

19.Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa! Liella!

20.始まりは君の空 Liella!

21.愛のシュプリーム!fhána

22.めいど・うぃず・どらごんず♥ スーパーちょろゴンず

紹介した配信

サムネイル画像引用元:©Noblesse Animation Partners 

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