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プレミアゲームソフト紹介17

キャッ党忍伝てやんでえ

概要

「説明しよう!」このゲームは1990年に放送されたタツノコプロ製作のテレビアニメ『キャッ党忍伝てやんでえ』(キャッ党はキャットと読む)を原作としたゲーム。つまり、キャラゲーである。
主人公であるヤッ太郎・スカシー・プルルンの中から1名を選び、サポートキャラクターと共に進む横スクロール型アクションゲームとなっている。
ゲーム自体は同じ忍者ということもあり同社作の『忍者龍剣伝』をベースにしている。

ストーリー

「説明しよう!」アニマロイドと呼ばれる動物型ロボット人間が住む、江戸のような近代都市エドロポリス。幕府転覆を企む老中・コーン守(コーンのかみ)と忍者のカラカラ一族。
野望を察知した大目付・ワンコー守(ワンコーのかみ)はネコ忍一族の精鋭を科学…じゃなくて、秘密忍者隊ニャンキーとして組織した。彼らは普段はピザキャットの店員として働きながら、有事にはニャンキーに変身してコーン守の野望を打ち砕くのだ!
「おっかぁ、またピザ屋さんがお空を飛んでるよぉ」「そうねぇ、ピザ屋さんも大変ねぇ」

評価点

電源を入れると真っ先に流れるアニメ主題歌「おっとどっこい日本晴れ」
当時のキャラゲーは、権利の関係でアニメで使用した曲が使われることは滅多になかったのである。
FCでありながらテレビアニメのストーリーをほぼ再現したアニメデモシーン。


各ストーリーの前後に挿入され、数パターンの絵の組み合わせながら原作のお約束や話を簡潔にまとめ、オリジナルストーリーも展開する。デモではおミッちゃんのミサイル暴発や決めポーズ、コーン守の爆発・女装と、おいしい所はバッチリである。
原作に登場した脇キャラが雑魚敵として登場し、あんな印象的な敵メカから、こんな記憶に残らないような端役まで…。
ただし逆に有名キャラの方がどこにも出なかったりする…。
原作がタイムボカンシリーズで究められたパターンを利用しているのでFCでも再現できたとも考えられる。
アクションパートの基本システムや操作は同社の『忍者龍剣伝』がベースであり、完成度は折り紙つき。さらに『てやんでえ』ならではの要素をプラス。
ダッシュの時にはギャグ走りになり、必殺技のニャンキー忍法は3種類だが、どれも原作で使用し登場頻度の高いもの。


特に各キャラの必殺技(*1)は派手な演出と共に画面全体を攻撃できるため爽快感がある。モーションも原作を再現している。
本作独自の要素として上記のダッシュやはしごでの昇降、サポートメンバーとの交代がある。
サポートキャラのゴットン・リキノシン・ミエトル・ネッキーはアニメでもお助けメンバーとして活躍しており、彼らの持つ特殊能力(土を掘る・岩を割る・空を飛ぶ・泳ぐ)を使わないと進めないステージ構成もその活躍に貢献している。


お助けメンバーにもニャンキー忍法があり、彼らでもちゃんと進められる。
サポートキャラの特殊能力を使用するとHELPゲージを消費するが、メインキャラに戻すと時間経過で回復するため詰むようなこともない。
アニメではネッキーの出番が極端に少ないため、ゲームの方が出番が多かったり。


GAMEOVERになってもデメリットなしで同じステージを始められ、その面から再開するパスワードもおミッちゃんから教えてもらえる。
ちなみにコンティニューのパスワードを間違えるとウサ姫様から「この者を島流しにせーい!」と叱られる(アニメ史上に残るぶっ飛びシーンのセリフとして一部で有名である)。

買取参考価格

¥3330

引用元
「ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~」

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