10枚目「 timeless river 」

気ままな更新をしていると
既に雲を吐けるようになっていた

人の往来が気温とは逆に
ほわほわとした陽気になっていく様をみて
街が可愛いなぁとさえ思う

川沿いの等間隔もだんだんと間隔が開いていく
あれだけいた人たちは今どこに居るんだろうか


その光景を横目に映画館へよく足を運ぶのだが
そのたびに時間に対するふわふわとした考えが思考の端をかすめる

向かう際はこれから観る映画に意識が集中しているので
あまり考えないようにしている、というのもある

ただ帰り道では映画を観る度に
その内容を絡めて時間というものを考えてみたりなんかもする


今のところ、時間は
真綿で首を絞める様なものでもあるし
甘くて苦くてしょっぱいような気もしていて
毒にも薬にもなるような
優しくて無関心のような

刻まれる過去と蔑ろにされる現在
のように考えていて

それぞれの人が感じるものでありつつも
それぞれの人の立ち位置や思考で変化するし

私にとっては
流動する不動のもののような気がする


結局のところ
時間はモノなのかコトなのかも
常に曖昧にゆらいでいて心地良いとも感じるし
考えても分からない部分が愛おしい


そんなことを考えながら川沿いの帰路を進むも
気づけば自宅を通り越していることもしばしばある

せせらぎや水面を舐める夜風がみていて気持ちよく
この永遠が季節を連れてきてくれるのかな
とも考える

自宅をこえてしばらく歩くと有名な三角州にでる
そこにはどの季節でも昼夜問わず必ず人がいて
季節と景色が乖離しているようにも思う


タイトルにもあるように時間を超越してるのかもしれない
(ちなみにこのタイトルは某ゲーム中にあるひとつのステージの名前である)

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