チームの開発状況を1枚のスライドに可視化
割と長い期間に渡ってお手伝いしてるWebサービス開発の現場で、こんな感じでチームの開発状況を1枚のスライドにまとめてました。
実際のスライドは縦軸の項目がもう少し多いのと、横の軸にtoB向けの項目あるのですが割愛してますが、上記の図について簡単に補足すると
緑色:それまでのサービス負債(*1)も念頭に起きつつ、新規の開発要望が発生してもある程度見積もれる
黄色:ある程度開発の見積もりは出来るけど、過去の技術面の課題を解消しながら着手することになるので、他の開発が保留しないと難しい
赤色:技術面の課題に加えて、想定する業務フロー/サービス仕様について正確に把握しきれてないので、色々な人を巻き込むのでかなりツラそう
という感じでざっくりと難易度を区分けしてました。
どういう効果があるか?
3つの効果があったかなと思ってます。
1つ目:ディレクター/プロダクトオーナーとのコミュニケーションや、開発チームだけでのコミュニケーション等で、課題点について話がしやすくなる
2つ目:それまでは1つのシステムとして見ていたけど、縦軸でうまく区切れそうな感触が得られ、そこがビジネスドメインの境界になり得る手応えを得た
3つ目:まとめるのは大変だけど、四半期毎に振り返ると、結構頑張ったという成果を実感しやすい
効果についてそれぞれをもう少し掘り下げる
例えばディレクター/プロダクトオーナーな人から「翌月からtoC向けにxx という施策を行いたいけど、そこの開発ってざっくりとどの程度になりそうですかね?」という相談を持ちかけられたとします。
相談を持ちかけられた領域が
・現時点では黄色。でも3ヶ月前は赤だった
・現時点では黄色。でも3ヶ月前は実は緑色だった
のどちらかによっても、意思決定が変わると思うのですが、それもこういう状況をまとめてるからこそ出来ることなのかと思います。
余談
・10年以上前ですが外資系企業でプロジェクトマネージャーやっていた時代に四半期毎に自分のチームの成果をPowerPointつかってレポートにまとめていた
・さらに前職の人材業界にいた時にも、月次/四半期毎に自社に登録に来る人の傾向とかレポートにまとめていた
という経験がこういう形で活きるとは思ってなかった 😉
*1 技術的負債の代替語でサービス負債という単語を考えてみた の考えが好きなのでこの言葉を最近意識して使ってる
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