「成長」の多様化を

ある女性の友人が「頷きすぎて首折れる」とFBにポストしていた記事。私はそれに「それは女性だけではないね」とコメントしたのだが、女性がこの記事に書かれているような状況にあることは疑いの余地はない。が、多くの企業が「それを救う」というか対処療法的な対応を取っているように思う。女性役員を増やすとか、女性管理職を増やすという目標を掲げる事、それ自体に違和感を感じる。

記事に書かれているように伝統的に「組織で偉くなるのは当然いいことだ」という価値観が醸成されている。が、少し前から「管理職」と「スペシャリスト」は違うし、それに応じたキャリアパスを用意するべきだという流れで人事制度を変える企業も出てきた。

次に「全てを仕事にささげる」圧力が管理職になると強くなるという点。経営側になるのだから仕事に全てをささげるのは当然という見えない圧力(民意のようなもの)があるのは事実だろうし、それが義務のように見える管理職になるのは嫌だという人も当然多くいる。

別の記事で「社員の成長なくして会社の成長はない」というものもあった。ここで大事なのは「人の成長は本来多様である」という点。会社の成長の前に「人の成長」に軸を置いて制度やマネジメントを考えるべきではないだろうか?それはもちろん性別には無関係だし、理系文系というのも全く関係ない。


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