咲いた花火の行方

散っていくカケラ
そっと集めて
一度きりの願いを唱える

重く響く胸の底
空の鼓動に高鳴る心臓

やっと絞り出した声は空が掻き消して
離れ離れの両手が何度も宙を掴んでいる

聞き返す横顔は暗闇の中
隙間を埋めるように降り注ぐ光

打ち上げた心が行方を捜して
夏の一幕を静かに閉じた

ハン

心の音色

さまざまなジャンルの詩をまとめたマガジンです。不定期で追加していきます。
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