愛のろくでなしツアー4 RockN' Roll Tonight 2018

『翼あるもの』というソロアルバムがある。1978年、HEROが発売される1年前、25歳の甲斐よしひろが、単身ナッシュビルに乗り込んでレコーディングしてきたものだ。


収録曲はほぼ全曲カヴァー。きっとこんな曲を聴いて甲斐さんは育ってきたんだろうな、というラインナップになっていた。
僕はこのアルバムがマニアックに好きで、高校生の頃、手に入る限りのオリジナルと聴き比べていた。『恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)』、『マドモアゼル・ブルース(ザ・ジャガーズ)』、『グッドナイト・べイビー(ザ・キング・トーンズ)』などは
「甲斐さんの方がいいなあ」
と思って聴いていた。

もともと甲斐さんは、甲斐さんが中高生だった頃の曲をカヴァーすると抜群の味を出す。小林旭の『ダイナマイトが150屯』、モップスの『朝まで待てない』、昨年のカヴァーした野際陽子の『非情のライセンス』など、思い出に残る曲がある。対して「J-POPの新定番ソングを集めた」という『10 Stories』『10 Stories2』はちょっと残念、と思ってしまうのである。

今回のセットリストには、その『翼あるもの』から4曲も入っていた(追加公演では5曲)。ライブでは聴いたことがなかったので、素直にうれしかったし楽しませてもらえた。

60年代の楽曲をちゃんと現代風のテイストに仕上げ、ベタすぎていまや誰も使わなくなった「RockN' Roll Tonight」のタイトルで「R&Rショー」として楽しませてくれたのはさすがだと思ったものだ。たぶん、全曲、メジャーコードだからかな、と勝手に推測はしている(笑)

むろんライブの出来はメンバーによるところも大きい。

Guitar:土屋公平、Bass:TOKIE、Keyboard : 上綱克彦、Drums:佐藤強一。
リズムセクションは無骨だし、土屋公平のギターは変わらずシンプルなバッキングで聴かせてくれる。そして今回から加入の上綱克彦。One Guitar であることを感じさせない圧巻の演奏だと思った。甲斐さん、上綱さんとやりたくてわざとOne Guitar にしたのかな、と思ってしまいました(笑)

さて、来年は45周年。春先のビルボードライブの日程は発表になったが、

その後は甲斐バンドでやるのだろうと思う。活動再開10年と言うこともある。ソロはマニアックな曲で楽しませてもらえてけど、バンドは「甲斐バンド」テイストで楽しませてもらいたいと思う。

『Blood in the Street』に続く新譜も聴きたいところではありますね。オリジナルアルバムを出せとまでは言わないので(笑)

すでにわくわくは2019年に向かっています。

<セットリスト>
01 どっちみち俺のもの
02 胸いっぱいの愛
03 レディ・イヴ
04 夜にもつれて
05 あばずれセブンティーン
06 恋のバカンス
07 喫茶店で聞いた会話
08 赤い靴のバレリーナ
09 青い瞳のステラ、1962年 夏
10 レイン
11 電光石火BABY
12 マドモアゼル・ブルース
13 絶対・愛
14 風の中の火のように
encoreⅠ
15 朝まで待てない
16 安奈
encoreⅡ
17 グッドナイト・べイビー (国際フォーラムのみ)
18 HERO ヒーローになる時、それは今

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

面白かったですか? よろしければフォローを<m(__)m>
4

h_chugun

KAI BAND MY STORY

甲斐バンドについての、きわめて個人的な物語。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。