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目に見えないものを信じる~「熊野本宮大社創建2050年大祭記念 東京公演」に参加して考えたこと~

1月28日、劇団ひまわりの本部がある「シアター代官山」で行われた
熊野本宮大社創建2050年大祭記念 東京公演
「蘇りの聖地から学んだ、自分らしく成功する唯一の方法」
に参加してきました。

このイベントは、昨年11月、熊野本宮大社大斎原で行われた
熊野本宮大社創建2050年大祭記念「熊野ではじまる」
の東京公演です。主催は神社プラスワン。

現地に行けなかった人に向けて、当日の映像をダイジェストで流して、そのあと、和田裕美さんとオキタリュウイチさんの対談が行われました。

僕は神社好きではあります。熊野には3回行きました。好きな場所ですが、一番好きなのは出羽三山の中の湯殿山神社です。さらに今年の3月に出雲大社に行く予定にしています。一応、付け加えておきますが、僕は仏教徒です(笑)

それはまあいいとして、スピリチュアル全開な方は苦手で、そういう人に会うと「逃走経路を確保しないと」と思ってしまいます。

茂木健一郎さんが
「99%努力した奴が神頼みをするから意味があるんで、縁結びの神様に尾根がしたからって、ずっと家で寝ている奴が結婚できるわけじゃないだろう」
と言われたの聞いたのですが、「まさしく!」と膝をたたきました。

和田さんもオキタさんも、ビジネスの世界に身を置いている方で、そうした方が語る神社の話は、僕に取ってとても心地よいものです。和田さんがよく
「神社はコミットしに行く場」
といわれるのはものすごく納得がいきます。

さて、世の中にはスピリチュアル全開な方がいる一方、そういうものは一切受け付けない、目に見えないものは信じない、という方もいます。ロジカルであることがすべてみたいな人です。ビジネス系の人にときどき見かけます。

それぞれの人の考え方なんでいいとは思いますが、僕は疑問に思うことがあります。目に見えないもを全く信じないでビジネスができるのだろうか、ということです。

貸借対照表というものがあります。知っている方には釈迦に説法ですが、これは「資産」「負債」「純資産」で構成されています。資産は、現金であったり手形であったり、建物であったり土地であったりします。実態があるものです。負債も、要は借金です。実態があるものです。
しかし純資産は「差額概念」です。資産と負債の差に過ぎません。実態はないですから、目に見えるものではありません。

企業は「利益」を求めるものです。企業の第一の目的が利益だというつもりはないですが、本来の目的を達成するためには利益を出すことは絶対条件です。だから利益目標を掲げない企業はないと思います。

そして「純資産」は年々の利益の積み重ねの結果です。つまり企業は、目に見えない「利益」を求めて活動していると言えます。それで「目に見えないものは信じない」と言ってしまっていいのかな、と思うわけです。

和田さんが今回、例として仮想通貨の話をされていました。そう考えると、普通の紙幣も同じで、ただの紙切れに価値があると思うのは、目に見えない何かを信じているからじゃないか、と思います。

そもそも僕らは、自分自身の姿を見たことがない。鏡や写真を通してしか見ていません。見えるものしか信じないなら、自分の存在する信じられない区なってしまいます。

と、熊野とはあまり関係ないことを考えてしまった1日でしたが、でも、通じるものはあると思っています。

終了後は、久々に会えたメンバーと串揚げやさんへ。代官山は飲めるところが少なくて困りました(苦笑)

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