きまぐれ日記『ガラガラのココイチ(21/10/17)』

昨日は空腹迷子の日であった。お腹は空いてるけど、特になんの気分でもない日。ありませんか?

秋葉原で働いていた頃は、職場周辺の飯屋をズラリとリストアップしていたので、困っていても何かしらの選択肢を選ぶことができた。「強いて選ぶならこれかな……」みたいな。

しかし、退職して自宅で働くようになってから、自宅の周辺の飯屋を全然開拓していなかったことに気がつく。自宅のことを「衣食住がまかなえればいいや」としか考えていなかったので、周りにちっとも目が向いていなかったのである。

フリーになって1年ちょっとが経過し、少しずつ色んなお店に足を運んでみてはいるけれど、未だに秋葉原時代の膨大なリストには届いていない。困ったねえ。


そんな僕が、結局何を食べたのかというと……

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ココイチでした。

「ココイチかい!!(ひな壇の芸人が全員ズッコケる)」


カレー好きの僕にとって、ココイチはひとつの原点ともいえるお店だ。ファーストフードと比較されて「高い」と評されることはあれど、全国どこでも同じクオリティのカレーが食べられるのは素晴らしいことだ。

両親に聞くところによれば、僕がまだ3〜4歳ぐらいのころ、家族で行ったハワイの食事が口に合わずに泣きわめいてしまい、現地のココイチのカレーで機嫌を取り戻したことがあるという。心温まるエピソードですね。


まあ、そんなわけでココイチに行ってきたんだけど、入店したのが16時頃というのもあって店内には全然お客さんがいなかった。そこそこ賑わっている街中にある店舗ではあるものの、やはり飯時以外にココイチに入る人は少ないのだろう。

フリーになって大きく変わったことはいくつかあるが、最も大きな変化は生活リズムだと思う。会社員の頃は「出勤」「休憩」「退勤」という大まかな区切りがあったのに、フリーになってからは、もう、しっちゃかめっちゃかだ。規則正しく起床して仕事を始めることもあれば、夜中の23時頃に起きて、そのまま朝までぶっ通しで仕事をしたりもする。てんでデタラメである。

そうなると、休憩や食事を挟む時間もバラバラになり、16時という中途半端な時間にココイチに行くこともあるというわけだ。別に誇らしげなことでは全くないんだけど、こういうテキトーな生活を送っている時こそ、「ああ、僕はフリーになったんだな」ということを実感する。

下校中の学生や、会社に戻る途中らしきサラリーマン達を尻目に、フラフラとご飯だけを食べるために街に出てくるのも良い。ともすれば無職。社会の隙間を縫うような生活をいつまで楽しむことができるだろうか。


全然話は変わりますけど、前職時代から続けている「食べたカレーをTwitterに載せる」というやつ、最近は全くできていませんね。

やはり色んな店を訪れるという機会は、それだけの外出の狭間にあるものだ。近場のココイチだけでなく、フラフラと色んなカレー屋に立ち寄れるくらい、状況が良くなるといいなあ。

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