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授業で「トロッコ問題」を扱うのはアリだと思う。ただ、学校はこの2点においてミスを犯した。

先週あたりのニュースだったでしょうか。こちら、記憶にありますか?

マイケル・サンデル教授が提示したことでもおなじみの「トロッコ問題」。ブレーキがないトロッコの線路の先に、縛られて横たわる5人と1人がいる状況で、分岐点にいる自分が「何もせずに5人が死ぬ状況」か「レバーを引いて1人が死ぬ状況」かを選ぶという過酷な二者択一だ。

正解は、ない。

だが、自分なりの答えは出さなくてはならない。自分と向き合い、自分の価値観をあぶり出し、そして決断する。

これまでの暗記教育と揶揄される日本の教育において、かなり“攻めた”授業であることは間違いない。案の定、保護者からクレームが来て、案の定、学校は謝罪した。「これにて一件落着」でいいのだろうか……。

私自身は、こうした授業はアリだと思う。もちろん、生死を扱う内容なので慎重にすべきだという意見もあるが、「慎重にすべき」=「やめろ」ではなく、「慎重に扱いなさい」だと捉えたい。

スマホに答えが詰まっていて、AIが活躍する時代。これから問われるのは、「どれだけ暗記ができたか」ではなく、「あなたはどう考えるのか」。そう言った意味では、これからはこうした授業がもっと増えていくべきだとさえ思っている。

だが、今回この授業を行った学校の対応には、報道を見るかぎり、2つの落ち度があったように思う。

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