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2021年の「最も読まれた記事ランキング」を見て愕然とした。

【全文無料公開】
今年も残すところ、あと4日となりました。昨日、今日あたりが仕事納めという方も多くいらっしゃるのかもしれません。私も昨夜のラジオ生出演をもって、仕事納め。年末年始はちょっと旅に出ようかなと思っています。

さて、この「乙武マガジン」も(30日にマネジャー日記は配信されますが)私のコラムは今回が年内最後となります。みなさん、一年間お付き合いくださり、誠にありがとうございました。年内最終回は、やはりこちらの企画で締めることに致しましょう!

【2021年  最も読まれた有料記事ランキング】


あえて「“有料記事”ランキング」としたのは、やはりマガジン登録者以外のみなさんが、わざわざ「お金を払ってまで読みたい」と思ってくださった記事とはいったいどんなテーマだったのか、あらためておさらいしておくことで、私自身が来年の参考にしよう、という小賢しい企画です笑。

というわけで、早速、今年一年の記事を振り返っていきたいと思います。

まずは、第5位から。

東京オリンピック開幕直前の炎上劇。この直後には演出を担当することになっていた小林賢太郎さんまでが炎上してダブル辞任するなど、いったい東京オリンピックはどうなってしまうのかと思いましたよね。

小山田さんの件に関しては、かなり身を削って書きました。「私」と「小山田圭吾」氏を重ね合わせ、自分に向かって書きました。いま読み返しても、「よくここまで書いたな」と思うほどです。

続いては、第4位。

ホームレスの命に価値はないのか。そんな疑問を抱かせる発言で物議を醸したメンタリストDaiGoさんの発言。こちらも燃えに燃えました。炎上直後にもう少し気持ちが伝わるような謝罪をしていれば、火力もそこまで強いものにはならなかったように思うのですが、「別に謝罪するべきことではないと思いますよ。みんなも言うでしょ?『あいつ死んだほうがいいのに』とか言うでしょ。同じよ」という開き直りとも受け取られかねない発言は、みずからガソリンを注いだ感がありました。

本件、この記事を読んだ感想をぜひお聞きしてみたいです。というのも、おそらく読んだ方によって「批判している」と感じる方も、「擁護している」と感じる方も、両方いらっしゃるのではないかと思うのです。私としては、特にどちらかを意図したわけではなく、あくまで客観的にDaiGoさんの「過去」と「現在」を並べて、対比させてみただけです。

続いては、第3位。

正直、この記事がよく読まれたのは自分でも少し意外でした。もちろん、みなさんのなかで東京オリンピックに対する関心が高いことはわかっていましたが、「私の」意見が求められるのはどちらかと言えばパラリンピックだと思っていたので、オリンピックの開会式について書いた記事がここまで多くの方に読まれるとは思っていませんでした。

肝心の3つのこと。1つ目は、多様性について。2つ目は、演出について。そして3つ目は、メディアの報じ方について、感じたことをまとめてみました。個人的には、アイキャッチに使用している自宅から撮影した写真に、とても満足しています笑。

さて、続いては第2位。

今季、「投手」として9勝2敗、防御率3.18、「野手」として.286、46本、100打点、26盗塁と、見事に二刀流を完遂してみせたエンゼルスの大谷翔平選手。彼が帰国した際に、日本記者クラブで記者会見が行われました。

「いつ結婚するのか?」という的外れかつアスリートへの敬意を欠いた質問にも唖然とさせられたのですが、自分たちに火の粉が降りかからないよう、周到に準備した質問を繰り出したその“手法”にも驚かされてしまいました。まあ、驚いたというか、憤ったというか……。

そして、栄えある(?)第1位は——。

もう、これは文句なしに、断トツで1位でした。閲覧回数で言うと、3〜5位までの記事が2万回超、2位の大谷選手の記事が3万回超だったのですが、こちらの記事は8万1,741回(執筆時点)。笑っちゃうくらい、ぶっちぎりの1位です。

じつは、この記事が公開された4月6日は、私の誕生日。本当は誕生日にふさわしい、もっとポジティブな記事を用意していたのですが、伊是名さんの件に関してあまりに意見を求められることが多かったので、急遽、こちらの記事を書いてアップすることとなりました。

この記事だけではまだまだ言い足りない部分があり、翌々週にはこんな記事を追加で出しました。こちらも併せてお読みいただくと、「伊是名騒動」についての理解がより深まるのではないかと自負しております。


さて、ここまで【2021年  最も読まれた有料記事ランキング】を振り返ってみましたが、5本の記事を見渡してみて、ある傾向があることに気がつきましたでしょうか。誰かが炎上すると、記事がよく読まれるのです。

5位の小山田圭吾さん、4位のDaiGoさん、そして1位の伊是名夏子さん。いずれもネット上で1週間近くバッシングが続いた炎上劇でした。ちなみに、7位には爆笑問題・太田光さんの「ご愁傷様」発言、10位には河村たかし名古屋市長の「メダル噛み」事件など、やはり炎上案件がランクインしていました。そう考えると、10本中5本が「炎上ネタ」なんですよね。

マガジンを登録してくださっている方にはご理解いただけていると思うのですが、私は誰かの炎上ネタばかり書いているわけではないですし、一般的に語られている事象に新たな視点を提供したり、建設的な意見を主張していたりしているつもりなのですが、そういう記事はあまり読まれなかったりするんですよね笑。

このままでは、誰かの“炎上頼み”になってしまうので、来年はさらに多くの方に読んでいただけるマガジンとなるよう、執筆に力を入れていきたいと思います。引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いします!

それではみなさん、良いお年をお迎えください!!

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