罪を犯した人が携わる作品は、どう扱われるべきなのか。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

今週も、ピエール瀧さんについての話題が後を絶ちませんでした。

ただ話題の中心は、彼自身が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたという衝撃から、彼が俳優として出演した作品や「電気グルーヴ」がこれまでに発売してきたCDをどう扱うべきなのかという点に移ってきたように思います。

そんななか、ピエール瀧さんも出演する映画『麻雀放浪記2020』(東映)が、予定通り4月5日にノーカットで上映されることが発表されました。

「麻雀放浪記2020」ノーカットで公開、白石和彌「作品に罪はない」
https://natalie.mu/eiga/news/324597

これまでは自粛ムードで語られることが多かったなか、製作サイドのこの決定には驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

今年は、ピエール瀧さん同様、日本きってのバイプレイヤーとして知られる新井浩文さん逮捕もあって、法を犯した人間の携わった作品をどう扱うのかといったテーマについて考えさせられることが多くなっています。

まずは、私の立場を明らかにしておきたいと思います。

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