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キタムラの「冷製」マネジャー日記 #36

こんにちは。「乙武の右腕」ことキタムラです。基本的に乙武の1週間のスケジュール紹介を中心に、思ったことを適当に書いていきます。たまに毒も吐きますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。それではよろしくお願いします。

先週に引き続き、オトタケはどっか行っているのでスピンオフ企画をお届けしております。今週はこの仕事を始めるキッカケのお話ですね。題して、「見たこともない景色、ここが地獄か!編」ですが、まずは先週のあらすじをどうぞ。


[あらすじ]
魚介類アレルギーを発症し、志半ばで和食料理人としての道を閉ざされたキタムラ。そこに蜘蛛の糸を垂らすように現れたオトタケと旅行会社の社長。オトタケのマネジャーかシアトルでカレー屋社長かという、本来ならけっして迷わないはずの二択。なにをトチ狂ったのか、キタムラはオトタケを選んでしまいます。ここから「オトタケの右腕」としての生活が始まったのですが……。


「見たこともない景色、ここが地獄か!編」

今からちょうど10年前、見たこともない景色を夢に描いて東京へ向かう決心をした男がおりました。その名はキタムラ。オトタケの右腕になるべく上京の準備にいそしみます。

「いちおうパソコンとか使えるようになっといて!」と言われたので、友人の教室に通うことにしました。おもな業務はスケジュール管理、現場までの運転、打ち合わせへの参加とのことでしたが、慣れない仕事をきちんとこなせるのかビクビクしているところに、オトタケから電話が入ります。

乙「なんか緊張してるみたいだけど、俺も教員を終えて少しはゆっくりしたいから、しばらくは丸の内のオープンカフェとかで原稿書いたりするよ。キタムラ君もけっこう時間があると思うから適当に資格とか取ってていいよ。とにかく楽しくやろう」

私「はえ~、いいですね。丸の内ってあのテレビでよく見るオシャレな街並みのところでしょ? めっちゃ楽しそう。来春が待ちきれないっす」

この会話は今でも覚えています。なんといい上司に恵まれたのだろうかと思いました。これで私の上京物語はバラ色に違いないと、壮大なフラグが立ちました。

そして迎えた2010年4月1日。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

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