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サッカークラブ「ONE TOKYO」の初代GMに就任しました。

昨晩、ニュースにもなっていましたが、本田圭佑選手が発起人を務めるサッカークラブ「ONE TOKYO FC」の初代GMに就任しました。GMとは、ゼネラルマネジャーの頭文字で、チーム編成における最高責任者です。

サッカークラブの運営に、乙武が——。そんな疑問を抱かれる方も、きっと多くいらっしゃることと思います。なぜ、私は「ONE TOKYO」に参加することにしたのか。それは、友人である本田さんからお誘いいただいたこと、ゼロから立ち上げるというコンセプトに惹かれたこともありますが、一番の理由はそのチーム名だったことは否めません。

昨年の流行語大賞は「ONE TEAM」でした。言わずと知れたラグビー日本代表を体現する言葉です。この言葉は流行語大賞にまでなったことで、たんなる「チームワーク」といった程度の意味合いに理解されてしまっていますが、本来はもっと深い意味があると思っています。

ラグビーは、スポーツとしては珍しく、代表に様々な国籍の選手が混在しています。だからこそ、チームが「ひとつになる」ことへのハードルが一段と高いものになってしまいます。生まれも育ちも異なり、文化や慣習が異なる人々が「ひとつになる」ことは、そう簡単なことではありません。

それでも、チームスポーツである以上、「ひとつになる」ことが必要です。それには、たがいの違いを認め、それぞれの個性を尊重し合うことが必要不可欠です。それを成し遂げて、初めて「ONE TEAM」になれるのだと思うのです。『五体不満足』以来、20年以上にわたって“多様性”、“ダイバーシティ”にこだわって活動してきた私にとって、ラグビー日本代表が見せてくれた「ONE TEAM」には心震えるものがありました。

そうして目にしたのが、本田さんが立ち上げた「ONE TOKYO」でした。私は上で述べたような「ONE TEAM」を体現するチームを、このTOKYOから立ち上げる、という意味だと捉えました。さまざまな違いのある人々が暮らす国際都市・東京のシンボルとなるようなチームにしたい。強く、そう思いました。それが、私が「ONE TOKYO」に参加するようになった経緯です。

さて、クラブチーム内で行われた選挙の結果、初代GMに就任させていただきました。これからどんなチームにしていくか、とてもワクワクしています。しかし、これからチームをつくっていくのは私「だけ」の役割ではありません。このチームは、“ファミリー”と呼ばれる会員一人ひとりの手でつくられていくのです。

例えば、初代監督・武井壮さんはクラブ内の選挙によって選出されました。私もまた、クラブ内の選挙によって選出されました。ユニフォームのデザインも、チームロゴも、チームグッズも、すべてはこれから、会員による合議制で決められていくのです。

そんな会員に、あなたもなれます。

東京都社会人リーグ4部からのスタート。どんなに順調に行っても、J1に昇格しようと思えば、10年はかかるだろうという気の長い話。でも、いや、だからこそワクワクすると思いませんか。まだ何もないチーム。だからこそ「私がつくったチームなんだ」と胸を張れる。それには、いまこそ参加すべきタイミングだと思うのです。

あなたも、世界を目指す「ONE TOKYO」の一員に。みなさんのご参加をお待ちしています!

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