キタムラの「冷製」マネジャー日記 #165
こんにちは。乙武の右腕ことキタムラです。基本的に乙武の1週間のスケジュール紹介を中心に、思ったことを適当に書いていきます。たまに毒も吐きますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
今週は前口上もそこそこに、さっそく日記へ。
【3月7日(月)】
義足の歩行練習で朝から豊洲へ。いつもの練習ポイントである運河沿いの遊歩道に向かうと、この日そこではキッズバイクのVTR撮影が行われていた。ところが、我々が近づくと練習のためにスペースを譲ってくださるではないか。撮影クルーのみなさん、ありがとうございます。おかげで、約100メートル歩くなどのいつものメニューを消化することができたのだが、その間、2歳ぐらいのお子さんがはじめてキッズバイクに乗る微笑ましいシーンのすぐ横で、オトタケが鬼の形相で歩くという対照的な絵図が好天のもとで繰り広げられることに。なかなかシュールな絵である。もしオトタケが映り込んでいたら、その映像は使えなくなるに違いない。もし恩を仇で返すことになったらゴメンナサイ。練習後は銀座で、ハイソサエティーなお仲間たちと歌舞伎鑑賞。
【3月8日(火)】
人間ドックのため文京区内のクリニックへ。コロナ禍もあって3年ぶりの受診となった。オトタケには馬車馬のように働いてもらわねばならず、そのためにはオトタケに必要最低限の健康を確保してほしいという、私の親心の表れである。
人間ドックは採血からというのが一般的だが、今回は事情が違った。腕がないオトタケの採血は、足の付根にぶっとい針を刺して血を抜くことになる。それが神経に触れて大変なことになったのが3年前。その時は結局、採血を断念したので、今回はなにがなんでも血を抜かなくてはならない。そこで、いきなりの採血は緊張するので最後に回しましょう、ということになったのだった。私は、いざという時にはオトタケの身体を羽交い締めにして手伝おうと心に誓った。
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