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【チェルノブイリ訪問記②】 22歳の青年が示した、静かな怒り。

チェルノブイリを訪問した。前回記事は、こちら。

第2チェックポイントへ向かう途中で、車が止まった。幼稚園があった場所だという。もちろん、33年前の原発事故を機に、その機能を失ってしまった場所だ。

ここに関しては言葉が不要に感じられるので、ただ何枚かの写真を載せておくことにしようと思う。

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そういえば、ツアー参加時にガイガーカウンター(放射線量計測器)を渡されていたことを思い出し、取り出してみる。

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0.21μSv/h(毎時0.21マイクロシーベルト)。

ガイドのアレックスからは、「一応、0.3以下ならば日常的に生活しても問題ないレベルだと言われてるんです」と説明があった。ちなみに日本では、0.23μSv/hを目安としており、各自治体は線量がこの値を超えることのないよう配慮している。

第2チェックポイントを通過してしばらくすると、33年前に爆発事故を起こし、甚大な被害をもたらした「4号炉」が見えてきた。原発を覆う“石棺”も老朽化が進んでいると聞いていたが、その後どうなったのだろうか。

ここで、再びガイガーカウンターを取り出してみる。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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