岸田家の忘年会は、どこでやればよかったのだろう。
まずは、『週刊文春』だった。
《岸田首相一族が首相公邸で大ハシャギ 「階段寝そべり」写真と翔太郎秘書官の「閣僚ひな壇」撮影》
と題された記事で、岸田首相の長男であり、首相秘書官でもある岸田翔太郎氏が、昨年末に首相公邸で親族とともに忘年会に参加していたことが報じられた。
記事には、組閣時のように“ひな壇”を模した階段にずらりと並んだ写真や、翔太郎氏の従兄弟が赤じゅうたんの敷かれた階段に寝そべっている写真なども掲載されており、世間から批判を浴びることとなった。
当初、岸田首相は翔太郎氏に対して厳重注意を下すのみで、更迭は否定。しかし、野党からも攻め立てられ、厳重注意を下してもなお世間からの批判が収まらない様子に、翔太郎氏がみずから辞職を申し出た。そして、6月1日付けで辞任。
ちなみにこの件に関する私の感想は、下記のツイートに尽きる。これ以上でも、これ以下でもない。
これにて一件落着かと思いきや、今度は『FRIDAY』が来た。
《やっぱりあった!岸田首相が「息子大ハシャギ公邸忘年会」に寝間着&裸足で「ご満悦参加写真」独占入手》
さて、落ち着きかけていた“岸田叩き”も、この報道でまた加速している感があるが、今回の件はどこに問題があるのか。私なりの見解を示しておこうと思う。
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