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キタムラの「冷製」マネジャー日記 #29

こんにちは。「乙武の右腕」ことキタムラです。基本的に乙武の1週間のスケジュール紹介を中心に、思ったことを適当に書いていきます。たまに毒も吐きますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。それではよろしくお願いします。

先週は沖縄、長岡の花火とスケジュールが盛りだくさんだったが、今週はお盆前ということもありスケジュールが薄めでした。来週もお盆真っ只中で書くことあるとは思えないし、いっそのこと休載しようかなどと、先のことまで心配しているキタムラです。


【8月4日(日)】
日本一とも言われる花火大会に母武さん(乙武の母)と一緒に行ったオトタケサン。花火写真をインスタグラムに投稿するなどご満悦の様子である。よっぽど母武さんに見せたかったのだろう。ちょっとええ話や。

 
さて、花火の余韻を残しながら迎えた長岡での朝、ホテルの朝食を食べに行くと、母武さんを発見した。オトタケなら見なかったことにするのだが、母武さんなのでご一緒することに。「花火よかったすね~」と話しかけたら、インスタグラムについて「あれ、(母親孝行の)パフォーマンスね」とバッサリ。朝っぱらから猛毒である。これがオトタケと接して43年のキャリア、私ももっと精進して毒を研こうと決心した。目指せ母武さん!

東京へは戻らず、長岡から乗った上越新幹線を大宮で東北新幹線に乗り換えて仙台へ。宮城県出身パラスポーツ選手とのイベント「輝け2020!! 宮城のパラの星」に参加した。3月に福島県いわき市で行われたイベントの宮城版である。

まずは、パラアスリートのみなさんといっしょにバスに乗り込み、仙台市の荒浜地区へ。震災遺構になっている荒浜小学校を見学した。この地区は津波でほぼ壊滅状態となったが、小学校の屋上へ避難された方々は助かったという。語り部のおばあさんが熱心に説明してくださった。オトタケと私も多くの被災地に足を運んでいるが、やはり実際に見て当事者の方のお話を伺うと、いかに凄惨な状況だったのかをあらためて思い知る。

その後、イベント会場に向かい出番を待っていると、あれ、後ろにいるはずのオトタケが前から両足で歩いてくるではないか! ついに義足プロジェクトもここまで来たか、スムーズに歩けるようになった! と感心していると、なんとオトタケではなくそっくりさんだった。オトタケもテンションが上がり、一緒に記念撮影となった。

しかし似ている。あまりにも似ている。自分を自分で見る幻覚、ドッペルゲンガーである。ドッペルゲンガーに2人会うと不幸が訪れると言われているが、はやくもう1人現れてほしい。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

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