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妄想・劇場版サザエさん

まる子の声優さんが変わってしまって、少し寂しいトラ子です。

そして、先週ぼーっとテレビ見ててふと思った。サザエさんって劇場版無くね?

ドラえもんにも、クレヨンしんちゃんにも、ちびまる子ちゃんにも劇場版はあるのに。なぜだ!

ググったら実写の映画はあるみたい。しかしな〜アニメの劇場版サザエさんは無い。なぜ作らないのか?

普段は1エピソード10分くらいだから、1 時間とかの長編を作るにはネタ的に無理か。日常的なほんわかエピソードを『何かを売りにして』長編を作るのは、あまりにも無謀?突飛なネタだと世界観が壊れる、か?

しかし、エンタメは常に新しいものを求め追求するものだぁ!!!

ということで妄想劇場版サザエさん書いてみた。

タラちゃん、はじめてのおつかい

3歳となったタラオは三河屋へおつかいにでかける。はじめは嫌がっていたタラオだが、突然遊びに来たいくらちゃんを前にすると『僕はお兄ちゃんです』と、ひとり出掛ける決心がつく。買ってくるのは父の晩酌用のビール。街の人に見守られながらなんとか三河屋に到着。サブちゃんの顔を見ると安心して遊びだしてしまったが、無事に買い物を済ませる。優しいタラオは、おじいちゃんにもとお買い物リストに無い波平のビールも購入し、ひとり家路に。ビールがふえたことで荷物が重く泣き出しそうなタラオ。もう『辞めたいです』と弱気になり泣きそうになるが、父と祖父の喜び顔を思い浮かべたら元気が出て再び歩き出す。ゆっくり、だが一歩ずつ歩くタラオ。どれくらいの時間がかかっただろう。家が見えてくると、そこには心配で待ち構えていたいくらちゃん、タエ子そしてフネとサザエ。思わず泣き出すタラオ。『ママ〜!僕頑張ったです〜』『頑張ったわねタラちゃん』

モロぱくってるけどさ、なかなか良い話じゃね?親世代に涙を、子供世代に勇気を、完璧やで!売れる!(笑)

カツオ、ホームランを打ちたい

カツオは一度もホームランを打ったことがなかった。あとから野球を始めた友達はもう何度もホームランを売っていたのに。『僕には、才能がないのかなぁ…』そう思うも練習の手を止めなかった。その理由は、かおりちゃんとの約束。何気ない会話であったが今度の試合で必ずホームランを打つから試合を見に来てほしいと誘っていたのだ。毎日、毎日、日が暮れても練習に明け暮れるが一向にホームランは打てない。マスオはその様子を見て、自分の小学生時代とそっくりだと言った。同じような状況でマスオはホームランを打った、と。その言葉を胸にカツオは試合に望む。しかし、結果はノーホームラン。カツオは大声で泣いた。悔しくて惨めで、もう野球なんて辞めようと思った。そんなカツオを波平は励ます。『努力は決して裏切らない、むだな努力なんて無い、練習の日々は無駄じゃないだから野球を辞めるな』

努力と親子愛!泣けるってば!頑張っても報われないむなしさを、親父は見ていた。浪平がかっこよすぎて泣ける。ええわ。我ながらええシナリオや。

波平、恋をした

まだ若かった頃、波平は色恋などはしたないものだと思っていた。硬派といえば聞こえはいいが、女性に興味を持つことは悪いことだと教えられていた。そういう時代だったのだ。それでも年頃になると見合いの話が来た。写真は送られてきたが見る気にもならならず何度も断ってきた。その日、うんざりする日々に波平は友人と飲みに出かけた。帰り道で、鼻緒が切れて困っている女性がいた。普段なら通り過ぎてしまっていたと思う。しかし、良い酔いがまわり機嫌が良かったのもあるが、気が向いた。ほんのきまぐれに声をかけ、彼女をおぶさり家まで送ったのだ。その道のりはほんの10分くらいであったが妙に心に残る時間であった。それっきり。もう一度、会いたいかもしれないと心の奥底に少しだけ思ったが波平はまた普通の日常に戻っていった。それから暫くして、断りきれずに何度目かお見合いをした。しかし、結婚は断ってきた。その日も断ろうとぶっきらぼうな態度をとっていたが今日の彼女は少し違っていた。『それはお見合いを断るための虚勢ですか?』図星を付かれ、カッとなった波平をクスクスと彼女は笑いながら見つめる。『お忘れですか?先日、鼻緒が切れて助けて頂いた者です』『あ、あのときの…』『はい、もう一度お会いできて、大変嬉しいです』その時の笑顔に、波平の心臓は止まりそうなほど高鳴った。何も信じちゃいないが、これが運命なんだと波平は思った。

こーゆー話が私はすきなの!浪平とフネの恋物語見てぇ~ググったらお見合いみたいだけど仲良しだからな、こんな感じのエピソードあったらいいなぁ。九州男児が気まぐれで助けた女性がフネ。いいね。でもフネの家は近所じゃないだろうな(笑)

しかし、コレターゲット層何歳やねん。親子で見る映画ではないな。泣かされました~とか番宣したら長谷川町子様関係者様に怒られそうだし。世界観維持しながら長編というのはやはり難しいかもしれない。家族全員で旅行に行ってそこでひとりひとり何かハプニングくらいなら1時間くらいの長編作れる?無理?

しかしながらもし映画したいなんて、制作会社様、各社さま、おりましたらお力添えしたいです。宜しくお願いします!
そして、長谷川町子様関係者様怒らないでね。


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