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書くのが嫌になったら絶対に見て欲しい2冊文豪はクズばかり

たまたま見つけたこちらの本↓即ポチ即読了士ましたが、面白れええええ!
文豪志望はぜひ読んで欲しい!本当に、元気が出る。

この本は題名のとおり、名だたる有名文豪たちのクズエピソード集なのだが、ただの失敗エピソードではない。変態であり、人として相当にクズだったことが伺える逸話がたくさん書かれている。

文字書きのみんな、実は不摂生でしょ?引きこもりでしょ?ダメだよなぁ、と思いながら何日も同じ服着てない?人として終わってるなぁ、と誰にも言えずにクソニートな生活してるでしょ。そんな人、安心して。この本を読めば、その不摂生がマシに思える。

正直な話をしよう。私は、気分が乗らないとお風呂に入らない。入っても数日まともに髪を洗わなかったりする。現代女子、それもいい年漕いたババアがこれなのは、相当恥ずかしい。

ファッションも適当。大事な部分が隠れてさえいればそれでイイ。伸び切ったオカンのモノのような下着。そして、そのオカンが中学生の子供に、なぜ数ある品物の中からソレを選んだぁぁぁ!みたいなクソダサパーカーを来て、ドンキに売ってるようなジャージを履く。

ご飯も食べたり食べなかったり…。お腹が減ったらその辺にあるパサパサのパンをかじる。頭が回らなければブドウ糖(ラムネ)接種。そして、エナドリ&カフェインを飲む。

想像して欲しい、私がどんなにクズなのかを…。そんな現代の陽の目を浴びない自称文豪の端くれクズは、こんなにも不摂生だ。

しかも朝寝て、夜起きる夜行性。最後に人と会ったのはいつだったかなぁ…。そんな人としてどーなの、という人間だ。

もっと酷い人いる?ゴミ屋敷?借金持ち?アル中?ギャン中?ヤク中?

大丈夫、名だたる文豪たちのエピソードを見て欲しい。名だたる文豪たちは私達の数十倍ド・クズだ!金を借りて、欲望のまま使いまくり、借金踏み倒して死ぬ。自分の性欲に素直に従い、愛人と共に自殺。酒を飲んで大先輩に喧嘩を売る!清々しいクズたちだ。
私たちの不摂生や中毒など可愛いもの。全然マシ、このまま胸を張ってクズライフを楽しもうという気分になれる一冊。

執筆に疲れたらぜひ、読んで欲しい。

ちなみに一番クズなのはやっぱり、太宰治だね。メンヘラで有名な太宰治。何度も自殺未遂を繰り返したって話は有名よね。

著者の方のツイッター貼っておくから観て欲しい。本当にクズだから。

もう、その根性が好きです太宰治さん(笑)

ほかにも、借金のかたにとられた友人を見捨てるし、愛人と自殺するし…。こんなにもクズが、あんなに素晴らしい小説を書くなんて、人間性と文章力はイコールではないのだと思い知った。

酒癖が悪く、金に汚く、すぐに女に溺れる。欲望に忠実で、全く人間らしい。作品からは到底読み取れない。文豪たちはなんて、人間臭いんだ!

良い人間でなくていい。クズでも文章は書ける。書きたい想いがあれば、それだけで作家。胸張って、小説書いてな!



もうひとつ、文豪たちの締切に関わるお気に入りの書籍を紹介する。こちらだ↓

多くの文豪や漫画たちが、どのように締め切りを乗り越えてきたのかが読めるこの本。創作家たちって、締め切り守らない人多いイメージでしょ?まさにその通り。作家たちの締め切り直前の言い訳と心情を聞いて欲しい。思わず、クスッと笑ってしまう。そして、勇気を貰える。

個々の性格というのがおもいっきり現れる締め切り。ありとあらゆる言い訳をついて締め切りを破ろうとする人、それをなんとしてでも阻止する編集者。謝罪文をかかされ、缶詰めにされ、それでも書けぬと苦悩する様子が書かれている。これも酷く人間臭い。

もちろん、この本にはクズではない創作者の言い訳も記載されている。必ず締め切りを守る派だ。締め切りを守れない者たちへの嘆きも書かれており、とてもドラマティックだ。

どちらであれ、創作者たちの苦しみが垣間見える。そうなのだ、創作というのは苦しむものなのだ。時間に追われ、アイディアを捻り出して、形を整える苦労。そうやって作品は生み出されるのだ。

いつの世も同じ。どんな媒体でも一緒。文豪も、アマチュアも同じ。

一から何かを生み出すというのはこんなにも大変なこと。だからこそ、素晴らしい、そして美しい。同胞たちよ、共に苦しもうじゃないか。

書け、描け。作れ、創れ。魂を世に放つのだ。

ってことで、創作頑張りましょうね。
疲れたらお勧めのこの2冊よんでリフレッシュしよ。いや、マジで君だけじゃないよ、苦しんでいるのは…。


〆切本は2もある。こっちも面白いから読んでみて!

腰痛作家に愛の手を(頂いたサポートは腰痛治療及び文章力向上のための書籍代として使わせて頂きます)